肩こりの症状は人によってさまざま。
常に不快感があるのは嫌なものですし、
症状が重くなってくると、
単なるこりだけではなく、
首や肩の痛み、張り、手のしびれなど、
日常生活に支障が出てくる場合もあります。
嫌な肩こりは、早く原因を確かめて、
楽になりたいですね。
肩こりの解消方法を考えてみましょう。
当てはまる肩こりの原因はある??
肩こりの主な原因は、
同じ姿勢を長時間続けること。
あなたは、仕事で長時間パソコンと向かい合っていませんか?
同じ姿勢で何時間もキーボードを打っていると、
知らず知らずの間に、
肩の筋肉が緊張して血行が悪くなります。
また、デスクワークで猫背になるのはもちろん、
ふだん立っている姿勢や、
荷物の持ち方の癖などで、
肩こりを引き起こすこともあります。
寒い季節に肩こりがひどくなる人が多いのは、
血行が悪くなるからだけではありません。
寒さで体を縮めてしまったり、
厚着をして窮屈になったりして、
結果的に姿勢が悪くなってしまうからです。
その他、姿勢以外の要因としては、
緊張やストレスがあります。
慣れないことをしていたり、緊張が続いたりすると、
いつも体に力が入っている状態になっています。
そのせいで筋肉も収縮して固まってしまい、
肩こりの原因になるのです。
あなたも、何か思い当たる原因はありませんか?
とりあえず、肩こりを解消する応急処置は?
肩こりの主な原因は、
血行不良と筋肉の緊張です。
筋肉をストレッチで動かして、血行をよくしていくことで、
肩こりの症状を楽にすることができます。
ふだんから、体を冷やさないようにすることや、
定期的な運動をこころがけるのが一番よいのですが、
今回は、肩こりを解消する応急処置をご紹介します。
一つ目は、肩をよく温めること。
最近では、
レンジで温めて肩に乗せる便利グッズがあります。
大きさや重さがいろいろありますので、
お好みのものを選んでみてください。
こった肩を、ゆっくり温めていきましょう。
時間がある場合は、
ぬるめのお風呂で半身浴をして、
体全体をあたためましょう。
お風呂につかるのが無理なときでも、
肘から手のひらまでをお湯につけ、
ゆっくり温めることで、上半身がぽかぽかしてきます。
これだけでも、固まった筋肉の痛みが少し和らぎます。
二つ目は、ツボ押し。
お店でマッサージしてもらうのもいいのですね。
また、自分でもツボ押しはできます。
人によって気持ちのいい場所は違いますので、
まずは自分が一番こっていると思うところを、
軽くもみほぐしてみてください。
肩こりによく効くと言われているツボも、
ご紹介しておきましょう。
頭の頂点にある
「百会(ひゃくえ)」、
首の骨の両外側、髪の生え際にある
「天柱(てんちゅう)」、
肩先と首の中心とのちょうど中間にある
「肩井(けんせい)」、
この3つは、自分でももみほぐしやすい場所にあって、
効き目の大きいツボです。
ツボ押しの注意点は、
強く押しすぎないこと。
気持ちいいと思う程度で止めておきましょう。
毎日できる肩こり予防法をチェック!!
【出典:http://www.photo-ac.com/】
日常生活のなかで、肩こりにならないよう注意することも大切。
体の筋肉がこわばってしまうのが一番よくないので、
時間を見つけて
ストレッチをする習慣をつけてください。
また、ストレスでも体がかたくなってしまいます。
お仕事中でも、少しずつ休憩をとって、
あたたかい飲み物を飲んだり、窓の外を見たり、
体の力を抜くことを心がけましょう。
普段から、体の筋肉バランスをよくしておくのも、
肩こりの解消につながります。
定期的に運動している人は、
何もしていない人にくらべて肩こりになりにくい、
と言われています。
週に一度でもいいので、何か運動をはじめてみては?
あまりにひどい肩こりは病気かも…?
肩こりに潜む病気
肩こりは、温めたり動かしたりして血行をよくすると、
重さや痛みを解消できるものです。
もし、血行がよくなるように気を付けていても、
どうしても肩こりがよくならないという場合は、
なにか他の原因があるのかもしれません。
たとえば、
「変形性頸椎症」や、
「椎間板ヘルニア」などは、
加齢や疲労で背骨が変形してしまう病気ですが、
肩こりに似た方の痛みや、しびれ、重さが、
症状として表れることがあります。
単なる肩こりだと思って放置しておくと、
悪化することもありますので、
注意してください。
関節の炎症も、肩こりと勘違いしてしまうことがあります。
肩の関節まわりに炎症が起きているので、
普通の肩こりよりも、痛みが強いのが特徴です。
強くもみほぐすと、
かえって炎症が強くなってしまうこともあります。
痛みが強いときには無理をせず
病院に行きましょう。
そのほか、肩こりが解消しない場合や、
吐き気やめまいをともなう強い症状が出ている場合、
痛みで生活に支障が出る場合などは、
必ず病院に行ってください。
ひどい肩こりだと思っていたら、
脊椎や肺の周辺に腫瘍ができていた、
ということもあるのですよ。
肩こりは、
毎日の生活の中で予防していく
こりを感じた時にはこまめにほぐしていく
症状が強い場合は病院へ
以上をおぼえておいてくださいね。
ライター:のあ