チック症で大人の症状は?まばたき・首振り・咳払いに要注意!

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「チック症」は幼少期から学童期までの子供に起きる癖のようなものという認識が一般的ですが、大人になってから発症する場合もあります。

「家庭教育、幼児教育などの研修に参加していると「チック症」について学ぶする機会もありますが、自分の子供や親しい友人の子、親戚など親身になれる間柄にチック症の子がいる場合を除いては関心も薄いためチック症に対する社会的な認知度は未だ低く、理解者が少ないということが、患者さんを更に孤独に感じさせ追い込んでしまう原因の一つと考えられます。

また、上記のようなことから症状が現れていても誰にも言えず、病気なのかどうかもわからないまま、一人で苦しんでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は大人のチック症についてその症状から原因、治療法までを詳しくまとめてみたいと思います。

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チック症で大人の症状は?

  • 大人のチック症には「運動性チック」「音声チック」の2つの症状があります。また「運動性チック」「音声チック」共に単純性、複雑性の二種に分類されます。自分の意思と関係なく体の一部が勝手に動いてしまったり、声を発してしまうなどが特徴とされています。
  • 約10%〜20%の方が大人になってから再発するという統計があります。
  • 「チック症」と判断するポイントは、自分でその症状を止められるかどうかです。また、子供のチック症の場合は、大人なるまでに自然に治ってしまうことが通常といわれていますが、大人になってからの発症した場合には自然に治すことは難しいといわれており、通院や家族のサポートなどが必要となります。
  • 「チック症」の症状が1年以上続く場合は「慢性チック」と診断されます。
  • チック症の重症化によって「運動性チック」と「音声チック」が併発して現れる場合があります。この場合には、「トゥレット症候群」と診断されます。
  • 同時期とは限らず双方の症状が交代で現れたりする場合には「慢性多発性チック症」と診断されます。

 

大人のチック症をチェック!まばたき・首振り・咳払いに要注意!

「チック症」を、もしも大人が発症したら、周囲へのストレスも重なってさらに重症化してしまう恐れもあります。

症状が重くなる前に適切な対応が取れるように《チェック》してみませんか?
以下の行動が気になったら「チック症」かもしれません。

運動性チック

 

単純運動性チック

・まばたき
・肩ゆらし
・首振り
・顔をしかめる

複雑運動性チック

・白目をむく
・顔面がぴくぴく動く
・飛び跳ねる
・やたらと何かに触らないでいられない
・ものを蹴飛ばす

 

音声チック

 

単純音声チック

・周囲がストレスを感じるほどため息をつく
・何回も咳払いする
・奇声をあげる
・鼻を鳴らさずにいられない
・唸る

複雑音声チック

・汚い言葉を発する
・その場にそぐわない発言をする
・反響言語(他人の言った言葉を繰り返す)
・反復言語(同じことを何回も言う)

 

  • 通常は睡眠時には症状は出ませんが、過度な緊張や興奮状態が続くなどの場合には夜中に突然起きて症状が現れることもあります。(夜驚症と診断されることもあります。)
  • 発症率は大人の場合は1000人に4人という統計があります。
  • 大人がチック症の症状を自覚した場合、特に外出時や職場などでは人前で見られたくないという気持ちから、恐れや不安を強く感じやすいため放置して置くと重症化する原因ともなります。我慢せずに、早めに精神科や心療内科を受診することをオススメします。

 

大人のチック症の原因はなに?

大人の「チック症」の原因は以下のようなことがあげられます。

  • 子供の頃のチック症の再発
  • 環境ストレス
    家庭、職場、友人、知人など周囲の人々との人間関係や(パワハラ、セクハラ、モラハラ、DV、嫌がらせ、しつこいビジネスや宗教勧誘など)労働基準法の範囲を超える労働、騒音などの過度な環境ストレス
  • 幼少期における生育環境からの思考や行動パターンの問題
    幼少期に過酷な環境下で育ったり、不仲な夫婦間で育てられたり、トラウマになるような経験がある場合などには成人してからきづらさを感じることが多く、それが原因となって発症する場合もあります。(アダルトチルドレンもこれにあたります。)
  • 遺伝
    親のどちらかがチック症の経験がある場合に、起きるという症例、見解があります。具体的には大脳基底核に異常が見られた場合には遺伝と見なされます。
  • ドーパミンの異常分泌
    脳内の奥に存在する線条体には無数の神経細胞が集まったおり、自律神経の働きを調整していますが、線条体に異常がある場合、自律神経のバランスが乱れ、交感神経優位になるため、興奮物質と呼ばれるドーパミンの分泌が異常に多くなることが原因という説もあります。
  • 発達障害との併発、
    もしくはチック症の裏に発達障害という根本的な原因がある場合

    ・広汎性発達障害
    自閉症、アスペルガー症候群
    ・発達障害
    ADHD(注意欠陥多動性発達障害)、LD(学習障害)

上記の発達障害との併発、もしくは元々先天性の発達障害があり、その症状の一つとしてチック症が現れるという症例もあります。また、チック症の一つであるトゥレット症候群も広汎性発発達障害の一つとして承認されています。

ちなみに我が家の三男がADHDの疑いで精神科に通院しています。幼少期から落ち着きがない、集団行動が苦手で保育園や学校を脱走、規則に縛られることを異常に嫌う、乱暴、拘りが強い、話がしつこい、怒りのボルテージのコントロールが出来ない、感心があることにのみ集中し結果、周囲が驚くほどの成果をあげる、感心がないことには例えそれがルールであろうと自分独自の世界に入り社会性が保てないなど、あらゆる問題がありました。

疑い止まりで診断が下りないのは彼自身が検査を避け、医師との面談しかしないためです。引っ越しによって病院を変えたので現状維持に留まっていますが、中学当時に初めて受診した病院の医師からは初診でADHDだと思うと言われたことと、病院を受診するきっかけが私が図書館で借りた手記の内容(ご主人と息子さんがアスペルガーである女性の体験記)が息子の症状に当てはまる箇所が幾つもあることからだったので、名称の違いはありますが、アスペルガーとADHDの症状は重なるものも幾つもあるため間違いないと認識しています。

また、チック症と重なる症状も幾つもあり、小学生当時には夜驚症、不潔恐怖症も発症し、現在は収まりましたが、未だ社会との接触を恐れ、直接会わなくても済むニコ生などを通じて仲良くなった友人とのskype通話や独学、ゲームなどをして毎日を過ごしています。いわゆるニート、引きこもりです。コミュニケーション障害はなく、他人と接する時にはいたって普通ですが、(家族には暴言を吐いたり、しつこく絡むので正直なところ関りが非常に疲れます。)現在の担当医と本人の話から内心は不安感、恐れが異常にありかなり辛いと聞いています。

大人のチック症の治療法は?

大人のチック症の治療法としては、「薬物療法」「認知行動療法」「心理療法」「食事療法」「民間療法」など様々な治療法があります。

薬物療法

抗不安薬や抗うつ剤などの抗精神薬の投与によって交感神経を沈静させチック症の症状を緩和させます。副作用については薬の種類や量、相性などによって差がありますが、口の渇き、めまい、ふらつき、吐き気などが主にあげられます。あまりに副作用がひどく日常生活に支障をきたす場合などにら我慢せず、医師に相談して、薬を変える、量を調整するなど対処してもらいましょう!

漢方薬の処方

近年の東洋医学では脳と腸が関連して精神疾患が起きることが解明されています。また、冷えや低体温から万病を引き起こすともいわれています。身体の内側から温めることによって免疫力が高まり、腸の働きも活発化するため精神疾患を含むあらゆる病を根本から治癒する作用が漢方薬にはあるといわれています。

半夏厚朴湯、四逆散、加味逍遙散、柴朴湯などがあげられますが、症状や体質によって適した漢方がありますので医師やドラッグストアの薬剤師さんなどに相談して服用して下さい。

認知行動療法

ハビットリバーサル療法という療法が用いられます。チック症状と反対の行動をする訓練をして「チック」を減少させていきます。

心理療法

個人カウンセリング

臨床心理士に話すことによって共感を得たり、溜まっているストレス要因を吐き出すことで心を軽くするというストレスの軽減や、臨床心理士からのアドバイスによって考え方の癖、習慣を変え、ポジティブな思考に切り替えることが主な目的とされる治療法です。

家族カウンセリング

臨床心理士から患者への接し方のアドバイスを受けることによって環境改善、精神的サポートへの理解、協力を得ることが主な目的とされます。また、第三者を挟んで話すことにより、互いに感情的になることがなく公平な立場からの意見が聞けるため、家族関係に要因がある場合には特に有効な療法です。

食事療法

チック症にはビタミン類の摂取が効果があるといわれています。ビタミン類には抗酸化作用があり、免疫力を高めるほかにも、体内に溜まった疲労物質(乳酸)を分解し汗や尿と一緒に排出させる作用があり、ストレスや過労が起因して発症した場合には特に有効です。

民間療法

アーユルヴェーダ

インド発祥の伝承医学で世界保健機構からの承認を得ています。インドに於いてはアーユルヴェーダのセラピストは医師として認められています。

レイキヒーリング

日本発祥の治療法でありスェーデンやドイツアメリカなどでは、医学と同じ位置にある治療法です。

抗ストレス作用、抗酸化作用のある精油やハーブの使用

  • 抗ストレス作用がある精油
    セントジョーンズワート、アンゼリカ、セージ、ゼラニウム、ティツリー、フランキンセンス、サンダルウッド、ラベンダー、ローズ、ローズマリー、レモングラスなど

    ・芳香浴
    アロマディフューザーに水と精油数滴を垂らして香りを嗅ぎます。
    ・バスソルトとして
    粗塩ひと摑みと精油数滴を混ぜ合わせお風呂に入れます。

  • 抗酸化作用があるハーブティー
    ハイビスカス、カモミール、ローズヒップ、メリッサ、レモングラス、グレープフルーツなど

 

まとめ

大人のチック症

 

症状

運動性チック

・単純性運動性チック
・複雑性運動性チック

音声チック

・単純性音声チック
・複雑性音声チック

原因

・子供の頃のチック症の再発
・ストレス環境
・遺伝
・ドーパミンの異常分泌
・発達障害との併発、発達障害の症状の一つとして現れる

受診する科

精神科、心療内科

治療法

薬物療法

・抗精神薬
・漢方薬

認知行動療法

・ハビットリバーサル療法

心理療法

・個人カウンセリング
・家族カウンセリング

食事療法

・ビタミン類の摂取

民間療法

・アーユルヴェーダ、アロマテラピー、レイキヒーリングなど
・抗ストレス作用、抗酸化作用のある精油やハーブの使用

最後に

チック症には周囲の理解とサポートが一番の薬になります。日本は特に精神科、心療内科に関わる疾患については、誤解や偏見が多いですが、精神疾患や障害については個性と捉えて受け入れ、認めること、良き理解者となることが、患者さんの自然治癒力を高めると私は思います。

病院を頼るばかりではなく、患者さんと共に生きる優しい社会を作っていきたいものですね!

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