子育てしていると、自分一人では気にもしなかったことが気になる…ということが多々ありますよね。
3歳になる、うちの息子は最近やたら「ヤクルト」にはまっていて、すぐ「ヤクルトちょうだい」と言います。体にいいものだとしても、小さい子にたくさんあげたらまずいんじゃないか?と少し不安に思い、ヤクルトについて調べてみました。
結果的に、ヤクルトは離乳食がはじまっていれば飲んでOK、たくさん飲んで体に悪いことはないが糖分が入っているので1日1本がよいということが分かりました。
そっかー。やっぱり甘いもんね。と思いながらふと見ると、ヤクルトは飲むタイミングが大事という記事が!!
気になって読み進めてみると、
・頑固な便秘が改善した
・肌荒れが解消したどころかお肌がつるつるになった
など、女性たちからの「便秘改善」や「美容効果」についての声がたくさん。「これは息子より私が気になる!」と思い、さっそく情報収集に取りかかります。
私の現状はというと、子育てと仕事を理由についスキンケアを怠る日が続き、常時肌荒れしているような状態。息子が生まれてからというもの、自分のタイミングでゆっくりトイレに座る余裕もなく、すっかり便秘気味になってしまったのも気になります。
でも、私も毎日とまではいかないものの、息子と結構ヤクルト飲んでるんだけどなぁ?
私のように、健康にいいからと、毎日ではなくてもたまにヤクルトを飲んでいる人、効果を実感できていますか?
イマイチ実感がないのは、じつはヤクルトは「ただ飲むだけじゃなくて、飲む時間やタイミングが大事」だったのです。
えぇ!そうなの!?と思ったあなたに向けて、今回は
・ヤクルトは、どの時間帯、タイミングで飲めばいいの?
・ヤクルトを飲むだけで便秘が改善するの?
・効果が出なくても飲み続けた方がいいの?
こんな疑問を解決すべく、詳細をご紹介します。
ヤクルトを飲むタイミングでベストなのはここだ!
まずは、一番の疑問、ヤクルトをどんなタイミングで飲めば効果があるのかを調べてみました。
ヤクルトを飲むのは食後がベスト
ヤクルトに含まれるメインの健康成分は通称「ヤクルト菌」です。
ヤクルトを飲むベストタイミングは、ズバリ「食後」です。
ヤクルトを食前に飲むと胃酸の影響をダイレクトにうけやすく、生命力の強い「ヤクルト菌」であっても多少は死滅してしまいます。そのため食事で胃酸が薄まっている食後に飲むことがベストなのです。
食後であればとくに時間帯は問わないため、ご自身のライフスタイルに合わせ、1日の中で飲み忘れしにくく、無理なく続けられる時間帯を選びましょう。
また、便通が気になる方であれば、起床後にコップ1杯程度の白湯を飲んだ上で、朝食後にヤクルトを飲む方法もおすすめです。起きがけに飲む白湯は内臓をあたためて消化を助けてくれる働きがあるため、ヤクルトとの相乗効果が期待できます。
今までは結構、「小腹が空いた〜」「喉が渇いた〜」という状態でヤクルトを飲んでしまっていましたが、ヤクルト菌が思うように活躍できずにいたということですね。あ~もったいない!
これからヤクルトを飲む時は、お腹が満たされた後にゆっくりと味わうことにします。
さらに調べてみると、飲むタイミングが大事な理由は他にもありました!
飲むタイミングを誤るとヤクルト菌が定着しないことも・・・。
ヤクルトを食前に飲んでしまうと、ヤクルト菌がいまいち活躍できなくなってしまうことはよく分かりました。
では、そのヤクルト菌はどんな特徴を持っているのでしょうか。
《ヤクルト菌の特徴》
・ヤクルト菌(乳酸菌シロタ株)は生きたまま小腸に届き便通を促し、免疫力を高める。
・ヤクルト菌が腸内で生きる時間は24時間。
・2週間ぐらいで菌が定着する。
この特徴を考えると、安定して菌を小腸に定着させたいなら、毎日同じ時間にヤクルトを飲むのが効果的です。
ヤクルト菌の寿命を考えると、一度にたくさん飲むより1日1本でも確実に同じ時間帯に飲む方がよさそう。菌の定着を考えると、最低でも2週間は続けることが大事です。
飲んだら飲んだ分、いい菌がお腹の中で働いてくれるイメージでしたが、ヤクルト菌は生きているので毎日確実に補うことが大切だったんですね。
2〜3日に1本、しかもたいてい空腹時に飲んでいた私にイマイチ効果がなかったのは…、納得です!
便秘が気になる人がヤクルトを飲む時に工夫できることは?
ヤクルト菌がもつヤクルトパワーの恩恵にあずかるには、「毎日同じ時間に2週間以上飲むことが大切」ということはわかりましたが、
特に「便秘改善」効果を期待したい場合は、他に何かできることはないのでしょうか?
そこで、ヤクルトを飲む際に一緒に行うとよいことがあるのか調べてみました。
《ヤクルトを飲む時に工夫すること》
・オリゴ糖や食物繊維もしっかり摂取する。
・ヤクルトが冷たくてお腹を刺激をする場合でも温めない。
ヤクルト菌はオリゴ糖や食物繊維を餌にします。
適量のオリゴ糖とヤクルトを一緒に摂取してもいいですし、食物繊維が豊富なゴボウやニンジンなどの根菜類を食事に取り入れたりすると腸内環境が早く整いますよ。
ゴボウやニンジンなら、普段の食事にも取り入れやすいので、気軽に摂取できますね。オリゴ糖もスーパーなどで簡単に入手することが可能です。
また、ヤクルト菌をはじめとする乳酸菌は一般に体温近い温度(36~37℃程度)で最も活性化する反面、熱に大変弱い性質をもち、40℃以上になると菌が死滅してしまいます。
そのためヤクルトを温めてしまうと、せっかくのヤクルト菌が死んでしまい、効果が台無しです!
ヤクルトは冷たいものか、冷たさが苦手という方であれば常温で飲むようにしましょう。
ヤクルトを飲むタイミングに注意しても効かない時は?
ヤクルトを飲むベストタイミングは「食後」だと先で述べてきましたが、こんな方は、ベストタイミングで飲んでも、残念ながら効かない場合もあるようです。
《ヤクルトが効かない人の特徴と対処方法》
・牛乳を飲んでお腹がゴロゴロする人はヤクルトが効かない可能性がある。
・2週間飲んでも効果が感じられなければ、他の製品を試す。
ヤクルトには、生きた乳酸菌シロタ株の他に脱脂粉乳も入っています。そのため牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする人は相性が合わない場合があるようです。
ヤクルトを飲むとお腹をくだすなどの症状がある場合は、カゴメから発売されている「ラブレ」を飲んでみるのもいいですよ。こちらは、豆乳由来の製品なので、牛乳がダメな方でも効果を得られやすくなっています。
なんとなく飲んでいたヤクルトですが、すごく私たちのことを考えてくれていたのですね。
便秘がつらいからとヤクルトにばかり頼らずに、もっと根本的に考えないといけない所があるような気がしてきました。
ヤクルト・飲むタイミング・食生活と便通の関係
腸内環境を積極的に整えるために、便秘解消にヤクルトを飲むこと自体はたいへん有効です。ただ、他にも普段の生活で気をつけるべきことがいくつかありますので、紹介しますね。
《便秘改善!ヤクルトを飲む以外に気をつけること》
・食生活に気をつけて野菜をたくさん食べる
・睡眠時間をたっぷりとる。
・運動を取り入れる。
・水分を多くとる。
やっぱりヤクルトを飲むだけで便秘が治るわけではありません。根本的に、食生活や生活習慣を見直すことが大前提です。
ウォーキングやランニングなどの有酸素運動と、腹筋などの筋トレをまずは無理のない程度で続けてみることからはじめましょう。運動を習慣化したら、嘘のように便秘が治ったという方は少なくありません。
水分は不足すると便が硬くなるので、のどが渇いていなくても意識的に水分補給するように心がけましょう。
たとえば体重50Kgの人であれば、1日に約2Lもの水分摂取が必要とされています。水分って、摂取量をきちんとチェックすると意外と飲んでいないものなんですよね。一度にがぶ飲みするのではなく、少量ずつこまめに飲むというのも飲み方のポイントです。
また、睡眠不足は便秘だけでなく肌荒れや疲れなどよいことはありません。早寝早起きのサイクルを作りましょう。
このようにコツコツと地道な努力を重ねた上でヤクルトも習慣付ければ最も効果的と言えます。体質改善を目指すなら長期的な視野で取り組むことも大事ですね。
では、今回のまとめです。
まとめ
子どものヤクルト好きが発端ではじまった、今回のヤクルト調査。私も小さな頃から飲んでいた割に、初めて知ることがたくさんありました。
・ヤクルト菌は24時間腸内で生きて、2週間居続けることで定着する。
・便秘改善にはオリゴ糖や食物繊維も合わせて摂取。
・ヤクルトだけでは便秘を改善できないので睡眠や運動、(水分摂取も含めた)食生活の見直しも大事。
・2週間飲んでも効果がなければ、別の物を試してみる。
便秘の改善を期待している方は、まず少しでも運動をする、睡眠時間を確保する、食生活を見直すなどして生活改善の土台を作ってから、ヤクルトを試す方がより効果を実感できると思います。
つらい便秘を起こさないためにも、ヤクルトの力を借りて一歩踏み出してみてくださいね。
ちなみにヤクルト菌は小腸に届き、ミルミルは大腸に届く商品とのことなので、「ヤクルトを飲んでもいまいち効果が感じられない」という時には、ミルミルを試すのもよさそうです。
最終的には自分の腸との相性なので、ヤクルトだけでなくヨーグルトや他社製品なども試してみましょう。
私もさっそく、家族で毎日続けることを目標にスーパーに走ります!