咳が止まらない病気!それ「風邪」じゃないかも知れません!

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健康・からだに役立つ話
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しつこく続く、長くて辛~い「止まらない咳」
 
この原因って何かわかりますか?
 
そんな、長引く辛~い「咳」で
 
「あなた」は困っていませんか?
 
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」は体内に入った「異物を外に出してくれる」人間に備わった、
大事な身体の防御反応です。
 
咳を無理に止めると細菌やウイルスが体に残り、重症化や長期化しやすいことと同様に、
止めないほうがよい「咳」も存在します。
 
ただし「咳」でも、夜眠るときに「咳」が頻繁に起こる人や、
運動後に「突発的な咳」が続く人、寒い外で咳が出やすい人などは、
病気のリスクが高いです。

 
「咳」を伴う病気には種類が多く、「風邪」や「インフルエンザ」、
「気管支炎」や「気管支喘息」、「百日咳」などもありますし、
疲労やストレスが蓄積されたタイミングや喫煙時に「咳」が出てしまう人もいます。
 
そんな長引く「辛い咳が止まらない!
これにはいくつか原因があるようですので、これからチェックしてみましょう。

 

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3週間以上、咳が止まらない時は、風邪ではない可能性も‥

 

3週間以上続く咳は、「風邪」ではないかもしれません!

 

3週間までの咳の原因 微熱・のどの痛み・くしゃみ、鼻水の後に続く「風邪の後遺症」が主な原因となる。
3週間以上、
特に8週間以上続く咳の原因
「風邪の後遺症以外の可能性」が高くなります。
 
咳の原因として最も多い「風邪の後遺症」としての咳は、通常2~3週間以内にほとんどは止まります。
3週間以上続く
「長引く咳」の原因
3週間以上「咳」が続いている場合、
「喘息」や「マイコプラズマ肺炎」「百日咳」等の治療が必要な病気の可能性も考えられますので、まずは、呼吸器専門外来などへの受診をした方が良いでしょう。

 

咳が止まらない病気とその原因

 

あなた!! まさか「タバコ」吸っていないですよね‥?

タバコ」の害と言うと、
つい「がん」を思い浮かべますが、私たちの呼吸器系は、特に喫煙(タバコ)の影響を受けやすく、「がん」以外にも、喫煙(タバコ)とかかわりの深い病気がたくさんあります。
 
その代表的なものが
肺気腫」や「慢性気管支炎」などの「慢性閉塞性肺疾患」です。
 
また、煙に含まれる「タバコ」の有害物質による刺激で、気管支が収縮したり、結膜からの分泌物が増加して、「気管支ぜんそく」なども引き起こしやすくなります。
 
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肺気腫
(慢性閉塞性肺疾患・COPD)
喫煙者に非常に多く見られ、男性高齢者に多い息切れ(呼吸不全)の病気です。
 
代表的な症状は、
労作時の息切れや咳(セキ)、痰(痰唾)などで、病態が進行すると、少し歩いただけでも息切れします。
 
また、風邪をひくなどすると急性増悪も起こり、発熱や喘息症状、「肺炎」を併発したりもします。
慢性気管支炎
(慢性閉塞性肺疾患・COPD)
この病気の特徴は、
痰(タン)の絡む湿った咳(セキ)が長期にわたって継続し、1年のうち3か月以上、痰(痰唾)や咳(セキ)が、2年以上に渡って現れる病状と定義されています。
 
その痰(痰唾)は、炎症が軽症のうちは無色透明ですが、細菌感染が起こると膿(ウミ)を含んで黄色や黄緑色になってきます。

 
喫煙(タバコ)がかかわる病気には、
命をおびやかすものも少なくありません。
 
「あの時やめておけばよかったかな……」などと後悔先に立たずにならないうちに、早めに喫煙(タバコ)とは縁を切ることが良いかもしれませんね。

 
また、あなた自身がタバコを吸わない場合でも職場や家族に喫煙者がいたりすると、
その煙が体内に入ることもあります。
 
 

咳が止まらない時は、PM2.5にも要注意!

最近話題の「PM2.5」とは、
「Particulate Matter 2.5」の略で、
直径が2.5μm以下の超微粒子のことを言います。
 
非常に小さな粒子であるために飛散距離が長いことも問題になり、
現在、「中国大陸からのPM2.5」が非常に多く日本に飛散しています。
 
「PM2.5」の代表として挙げられるのがディーゼル排気粒子で、0.1~0.3μmの大きさで、「喘息」の1つの原因にもなっています。
 
非常に小さな粒子であることも話題になっていますが、例えば、数キロ数十キロ飛散するスギ花粉は20μmですから、
花粉に比べると非常に小さい粒子だということがわかると思います。
 
なお、例年問題になることの多い黄砂は
1~10μmの浮遊粒子状物質です
 
大気汚染物質の一つとして認識されている専門用語で、医療従事者でも普通に使用する用語ではありません。
 
2.5マイクロメートルが一体どれくらいの大きさか分かりにくいですが、
ヒトの髪の毛の断面積は、およそ70マイクロメートルといわれています。
 
スギ花粉は、
山からスギ樹木の開花によって花粉が煙のように風で運ばれてきても、空中では小さくて見えず、顕微鏡ではじめて見分けることができます。
 
このスギ花粉でさえ、約30マイクロメートルの大きさですが、「PM2.5」は、スギ花粉の容積の
1000分の1以下の大きさになります。
 
非常に軽くいつまでも空中に浮遊するか、他の浮遊する粒子物質に付着することもあります。
 
ヒトの呼吸器、すなわち、鼻腔あるいは口から息を吸うときに、
容易に肺まで到達することができる大きさのため、PM2.5の濃度が高くなると、呼吸器症状が起こることがあります。

 
外出時に、
急な「咳込み」や「呼吸困難」、
「目のかゆみ」、「鼻水やくしゃみ」、
「微熱っぽい」、「身体がだるい」などの症状がある場合、PM2.5の影響もあるかもしれません。
 

おわりに

「風邪かな?」なんて思って受診してみたら、実は「気管支喘息」だった…
そのような人は多いそうです。
 
季節の変わり目、喫煙、運度不足、
それから、日常的にストレス満載の方も、要注意です!
 
長期間にわたって「咳」が出る、
夜、明け方に「咳」が出る…など、
止まらないほどせきが出たら、
早めに呼吸器系クリニックを受診しましょう!

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