食後に毎回きちんと歯磨きをしていても、
ブラッシングの方法が良くないと、
歯茎トラブルを
起こすことがあります。
また、
ふだんは丈夫な歯と歯茎の人も、
疲れが出たり、
栄養分が偏ったりすると、
歯や歯茎に影響が出ることも。
歯茎トラブルの原因をさがして、
はやめに治療しておきましょう。
歯茎が痛い!腫れる原因は?歯磨きのときに血が出る?
健康な歯茎は、
ピンク色をしています。
また、
食事や歯磨きで
出血することもありません。
歯茎の色が悪くなっている、
歯磨きのとき、歯茎から血が出る、
歯茎が腫れていたり、
触ると痛みがある、
そんなときは、
歯肉炎の可能性があります。
歯肉炎は、
放置していると
歯槽膿漏にもなってしまう、
危険な症状です。
ですから、
歯や歯茎の痛みがあるときや、
痛みがなくても、
歯茎からの出血が続く場合は、
まず歯医者さんで
見てもらいましょう。
歯周ポケットがきちんと磨けていない、
古い治療跡が再度悪化してきた、
などの理由で起こった炎症なら、
治療すれば比較的早く、
完治させることができます。
症状が悪化すると歯周病から歯槽膿漏になる!
歯肉炎や歯周病が悪化してくると、
歯槽膿漏になってしまうことがあります。
歯槽膿漏とは、
歯茎だけのトラブルではなく、
その奥の骨にまで影響が出てきた状態を言います。
歯を支える骨が弱くなってきて、
出血したり、
歯がぐらぐらと動いたりしてきます。
こうなると、
腫れや出血はもちろんのこと、
口臭がひどくなる、
噛むと痛むので食事が難しい、
など、
日常生活にも
大きな支障が出てきます。
歯槽膿漏になると、
完治がなかなか難しいのが現状。
根気よく、適切な治療をすれば、
ある程度はいい状態に回復することができますが、
まずは、
歯槽膿漏にならないよう、
予防が大切です。
歯茎トラブルで痛いときは歯医者さんに相談!
歯茎トラブルの原因は、
ほとんどが歯垢や歯石による炎症。
これを取り除くのが、
治療の第一歩です。
歯ブラシだけでは取りきれない
歯垢や歯石は、
歯医者さんで
定期的にクリーニングしてもらいましょう。
痛みがなくても、
定期健診に行く習慣をつけるといいですね。
また、
歯医者さんでは、
あなたの歯の状態にあわせて、
適切な硬さの歯ブラシや、
正しい磨き方、
歯茎マッサージなどのケア方法を
指導してくれます。
少しでも気になることがあれば、
定期健診のときに相談してみましょう。
⇒歯肉マッサージの手順
健康な歯茎を保つための歯茎ケアブラッシング
歯茎がピンク色でしっかりしていると、
笑顔も素敵に見えますね。
ふだんから自分の歯茎を観察して、
いい状態を保つように心がけましょう。
歯茎の色が悪くなる原因の一つは、
タバコのヤニや、
食べ物の色素の沈着です。
これは、
丁寧にブラッシングをすることで、
ある程度は改善することができます。
ただし、
早く改善したいからといって、
強くゴシゴシとブラッシングしては
逆効果。
柔らかめの歯ブラシで、
やさしく丁寧に磨いてください。
血行不良で
歯茎の色が悪くなることもあります。
普段から体が冷えやすい人、
顔色が悪い人は、
慢性的に血行不良になっているので、
歯茎の色も悪くなってしまうのです。
上記の動画でご紹介した、
歯肉マッサージなども、
血行不良を改善する良い方法ですよ。
自宅でのケアもしっかりして、
健康な歯茎を保ちましょう。