この記事を開いて下さっている方は、この症状に思い当たる節があって、今、心配と不安でいっぱいなのだと思います。
何か重い病気だったらどうしよう……
きっと、そんな気持ちで、読んで下さっているんですよね。
せっかくこの記事を開いて下さったのだから、抱えている心配や不安を、少しでも和らげる手助けが出来れば良いいなと思います。
咳をするとみぞおちが痛い…その原因は様々です。病気が潜んでいることもあるのですが、 病気だけが原因とは限りません。
では、どのようなことが原因で、痛みが生じるのでしょうか。
咳をするとみぞおちが痛い!本当に怖い病気なの?
その咳は、どのくらいの期間続いていますか?
咳をすると、体が大きく揺れますよね。
力も入ります。
そうした動きにより、神経が圧迫されたり、普段あまり使う事の無い筋肉を使うことになります。
そうすると、その部分に筋肉痛のような痛みが出るのです。特に、腹筋や背筋にかなりの負担をかけてしまいますので、その部分に痛みを感じる事が多いです。
御存知ですか?
咳を1回すると、ななななんと!2calも消費されるんです!
それほど、身体に負担をかけているということなんですね!!
なので、咳をしている期間が長ければ長いほど、こういった痛みが出やすくなります。
確かに、咳によるみぞおちの痛みは、悪性腫瘍などの「怖い病気」と判断されるケースも稀にあるのですが、まずは根本的な原因となっている咳を治すことが最優先だと考えましょう。
咳のしすぎで骨折することも…
激しい咳が、長い期間続くと、肋骨、肋軟骨が不全骨折を起こすことがあるんです!
咳で骨折ー?!
信じられませんよね。
たかが咳……
されど咳です。
肋骨が折れても、治療法はありません。
なので、骨がくっつくまで大人しくしているしかないんです。
実は筆者、咳で肋間を骨折したことあります……風邪ひいた時にね、咳が止まらなかったんです。その瞬間、激痛が走って……それから、ずっと痛くて……病院行ったら折れてました。治療法は「ひたすら安静」。
風邪が完治したのに寝たきりっていう、トホホな思い出です……
(笑)
みぞおちの周りが痛い時もあるけど、大丈夫?
みぞおちの周りが痛い原因の中で、最も多いのが
肋間神経痛
という病気です。
病気といっても、決して大きな病という事ではありません。
肋間神経痛の原因はいくつかあるのですが、ストレスから症状が出る場合があります。
日頃、ストレスを溜めていませんか?
最近、少しお疲れ気味ではありませんか?
もしくは、咳が続いていて、それがストレスになっていたりはしませんか?
それらのことが原因で、みぞおちに痛みが生じている可能性があります。
勿論、先程も言いましたが、それだけが原因とは限りません。
その他にも、肋間神経痛になる要因は、肋間神経が圧迫されていたり、肋骨部分に外傷があるなど、考えられる原因はいくつか有ります。
この機会に、今一度、最近の自分を見直してみてください。
下に肋間神経痛について筋肉の緊張という面で原因などを説明している動画を貼りました。
こちらも参考になるかなと思います。
みぞおちの痛みを軽くするコツ
みぞおちに痛みを感じている限り、普段の生活に多少なりとも支障が出てしまいますよね。
痛みが気になる……
痛くて思うように動けない……
そんな痛みを、軽減することが出来る方法を紹介します。
1.痛みを感じる部分を冷やす
2.痛みを感じる部分を温める
3.リラックスし、疲れを取る
では、順番に詳しく説明していきましょう。
1. 痛みを感じる部分を冷やす
冷やすことで、炎症を抑える効果が期待できます。痛みが酷い場合に、最初に冷やして、炎症を抑え、ある程度まで痛みを沈静化する事が出来るのです。
2. 痛みを感じる部分を温める
こちらはスポーツなどの筋肉痛ケアと同じで、痛い部分の周辺を温めることで、滞っている代謝を上げたり、血流を良くするなどして、回復力を上げるという方法です。お風呂の浴槽に少し熱めのお湯を張って体が芯から温まるまで浸かるというのも効果的です。そうして、温めることで痛みを緩和できます。
3. リラックスし、疲れを取る
痛みを感じた時は横になり、力を抜いてリラックスして下さい。
先程も説明したように、疲れから痛みが生じていることもあります。ユックリ休み、普段の疲れを取ること、日頃溜まったストレスを解消する場を作ることが必要です。
ただし、どの方法も極端にやりすぎると、返って逆効果となってしまうことがあります。冷やす場合は時間を短く、温める場合は温度を上げすぎないようにすることを心掛けましょう。
マッサージなどをして、直接力を加えることだけは避けて下さいね。
この咳とみぞおちの痛み、何科に行けばいいの?
痛みの原因がはっきりしない場合、どの科を受診すれば良いのか、迷ってしまいますよね。
まずは、咳を止める為に呼吸器、消化器、両方診てもらえる内科に行きましょう。
そこで、きちんと診察してもらい、咳を止める為の治療をしてもらって下さい。
もし、咳が止まっても、まだみぞおちが痛む場合は、整形外科を受診して、肋骨に異常がないか診てもらいましょう。
まとめ
どうでしたか?
少しは、抱えていた心配や不安を和らげることが出来たでしょうか。
最後に
ここまで書いてきた、咳をした時に感じるみぞおちの痛みについてまとめてみます。
- 必ずしも病気が潜んでいるとは限らない
- 咳を止めることが最優先
- 咳のしすぎで肋骨を骨折してしまうことがある
- ストレスからくる肋間神経痛である場合が多い
- 痛みを軽減する為に、出来ることをしよう
- ただし、やり過ぎには注意
- 病院へ行く際は、内科を受診
- 痛みが続くのであれば、整形外科を受診しよう
以上です。
咳が止まり、きちんとケアしても、みぞおちの痛みが1週間以上続くといった場合は、病院を受診して下さい。
その際に、どのような部位に、どういった感じで、痛みが生じるのかなどを細かくメモに記載してから受診した方が、医師も原因を突き止めやすいです。
この記事を読んでくれた方が、少しでも早く、痛みから解放されますように……
お大事になさって下さいね。