鼻うがいとは、
鼻から液体を通して口から吐き出す、
鼻と喉のうがいのことです。
喉でガラガラうがいをしただけでは取れないほこりや、
鼻水などを洗い流せるので、
とてもすっきりすると話題です。
やり方が少し難しいのですが、
慣れて習慣になれば、
誰でもできると言われています。
でも、この鼻うがい、
本当に効果はあるんでしょうか?
蓄膿症、副鼻腔炎に効果があるって本当?
鼻炎(蓄膿症、副鼻腔炎)は辛いものですね。
鼻水が止まらなかったり、
鼻づまりがしてだるかったり、
だるさから熱が出てしまうこともあります。
この症状を少しでも楽にできるのが、
鼻うがいだと言われていて、
ドラッグストアなどでも鼻うがい溶液が、
たくさん売り出されています。
薬のように効くというものではありませんが、
原因の1つとなるアレルゲン(花粉、ほこり)を洗い流すだけで、
つらい症状が和らぐなら、
一度試してみる価値はあると思いませんか?
鼻うがいと普通のうがいの違いって?
【出典:http://www.ac-illust.com/】
鼻うがいと普通のうがいの違いはなんでしょうか。
一番大きいのは、
洗浄水を鼻から入れるか、
口から入れるかの違いでしょう。
それによって、
洗い流せる場所も違ってきます。
鼻の粘膜は、
喉の粘膜より弱いので、
洗浄液の濃度が違うことにも注意してください。
普通のうがいに使うようなうがい液は、
鼻うがいには使えません。
鼻うがい専用の洗浄液か、
生理食塩水を使ってください。
鼻うがいのやり方と準備するもの
準備するのは洗浄液。
鼻うがい専用の洗浄液が
ドラッグストアで売られています。
自分で作る場合は、
0.9%の生理食塩水を作ります。
ぬるま湯にしておいたほうがよいでしょう。
鼻に入れたときの刺激が少なくなります。
スポイト状やじょうろの形をした専用の入れ物を使い、
ゆっくり鼻に入れていく方法が初心者にはいいでしょう。
鼻で吸ってのどからだす、
または、
右の鼻から左の鼻、
左の鼻から右の鼻、
というように、
洗浄液を通していくのが一番効果的ですが、
慣れないうちは、
鼻で途中まで吸って、
また出すだけでもいいんですよ。
コツをつかめれば、
洗浄しやすくなります。
⇒アーユルヴェーダ・鼻うがい.mpg
これは危険!鼻うがいをする時の注意点
鼻うがいをするときの注意点は、
洗浄液を飲み込んでしまわないことです。
圧力がかかって水が耳のほうに流れると、
中耳炎になってしまう危険性もあります。
慣れるまでは
ついつい飲んでしまいそうになりますが、
はきだすようにしてください。
それから、
気持ちのいい鼻うがいも、
やりすぎはダメ。
鼻を守ってくれる大切な粘膜まで、
どんどん洗い流してしまっては、
粘膜を守る機能が低下します。
帰宅したときに一度洗浄したら、
あとは様子を見てくださいね。
ライター:のあ