風邪の症状で、辛い経験をしたことのある人って身の回りに結構多いですよね。
そういう私も、一度風邪の症状がで出ると、なかなか治らないタイプです。
- 風邪を引かないように、普段から心掛けている人。
- 特に健康に気をかけていない、というより「不健康ライフ」を送っていそうなのに、風邪を引かない人。
- 風邪を引いても、すぐ治る人。
- 風邪を引いたら、なかなか治らない人。
上記のように、人それぞれで風邪の症状に対するタイプが異なります。
今回の記事では、風邪の症状原因を探ったあと、
- すぐ風邪をひく人と、そうでない人の違い
- 症状が長引く人と、すぐ治る人がとの違い
について、私の経験をふまえてご紹介します。
すぐに風邪をひく人の「よくある理由」とは?
私の会社にも、色んなタイプの人がいます。
(典型的なのが、朝の挨拶ですよね……)。
こちらが、「おはようございます!」と挨拶しても、元気よく返事する人もおれば、いつも覇気のない人もいます。
(あいつ、いつもしんどそうだなぁ……)
昔であれば、「礼儀を知らない」とか「あいつ、きっと虚弱体質だよ」で片づけられていたでしょうが、いわゆる「風邪(と思われる)症状」には様々な原因があるようです。
風邪の症状で代表的なものといえば、「発熱」です。
しかし、この症状は「風邪」によるものと、「ストレス」によるものとに分かれます。
風邪によるもの
- 風邪は「ウイルス感染」によるもの。
- そのウイルスが多い、冬場や人込みにマスクをしないなど無防備に、かつ頻繁に出かけると風邪のリスクは高まる。
- ウイルスに感染すると、脳が神経や筋肉にウイルスを退治するため、「体温を上げるように!」命令する。
- 本来は熱が高いからといって、安易に薬で熱を下げようとすると、せっかく体が熱で退治しようとしているのに防御反応を抑えてしまうが高いまま放置すると、かえって重篤や危険な状態になるので、脳の命令に関与する形で解熱剤が効く。
ストレスによるもの
- ストレスが原因で、気候などの変化に対応できなくなっている状態。
- 風邪と同じで体は体温を上げようとするが、風邪とは体温を上げるメカニズムの違いで、解熱剤が効かない。
- 一度症状が出るとなかなか治らない。
以上の違いを見ると、風邪が原因であることもあれば、ストレスによるものもあるようです。
病院に行って、最初は「風邪の処方箋」をもらうでしょうが、なかなか治らないのであれば。医師に生活や職場のことを話してみるといいでしょう。
ここまで、風邪を引く人、風邪と思ったらストレスの可能性もあることについて簡単に触れました。
次の章では、もっと掘り下げて、風邪を引きやすい人の食生活についてご紹介します。
風邪をひきやすい人の食生活には理由がある?
忙しかったり、一人で生活しているとついつい、
「朝はパンとコーヒーだけ」とか、「面倒くさいから、弁当でいいや」などの食生活を続けていると免疫力が落ちてしまいます。
では、どんな食生活をすればよいか、分かり易くまとめてみました。
1.とにかく水を飲む!
風邪のウイルスの侵入防止をするのが、「鼻、喉、肺」です。
これらの細胞に潤いを与えないと乾燥し、侵入を容易にしてしまいます。
意識して多めに摂りましょう。
2.ビタミンA,C,Eを摂る!
あまり難しく考えなくてもOK!
結構簡単に摂れちゃいます。
ビタミンA | 緑黄色野菜を食べる。ニンジン、カボチャ、ピーマンなど「色の濃い」野菜です。 |
ビタミンC | フルーツを食べる。熱に弱いので、「そのまま食べる」フルーツはピッタリですね。 |
ビタミンE | 豆類。大豆や納豆は細胞の酸化を防いでくれます。 |
3.「食後」のヨーグルトで腸内環境UP!
ヨーグルトを腸内環境を整えるに最適な食べ物です。
しかし、胃酸に弱いので他の物を食べて胃酸を出した後、食べるのがいいようです。
4.アルコールは控えて。
アルコールは喉の粘膜や腸の細胞を破壊するだけでなく、尿を多く排出するので、結果的に水分不足になります。
風邪の症状が出たら、アルコールは控えましょう。
このように、まずサプリメントを摂る前に普段の食生活の改善から始めてみましょう。
次の章では、症状が長引く人とそうでない人の違いについてお話しします。
長引く人とすぐに治る人の違い
「風邪を引いてもすぐに治るかどうか」と「免疫力」は密接な関係があります。
キーワードは「適度な運動」です。
では、「適度でない運動」はなぜ免疫力を下げてしまうのでしょうか?
- スポーツ選手などは、何らかの目標をもって心身に日々負担を強いられながら生活しています。これが「ストレス」になる。
- 適度でない運動は唾液の中に含まれる免疫物質の活動を妨げてしまうので、結果的に免疫力が下がる。
- 「適度な運動」で代表的なのが、「ウォーキング」です。
- ウォーキングは気管を広げ、呼吸を楽にしてくれる。
- 適度なので、気分転換になり、ストレスの軽減になる(ただし、鼻の症状の時だけする。胃腸の調子が悪い時は×)。
この「適度な運動」を普段から行ったり鼻の症状が出た時に行うかどうかで、長引かないかどうかを左右します。
また、普段の生活や仕事の上でのストレスも左右します。
ここまで、免疫力と風邪の症状の期間についてご紹介しました。
次の章では、不健康そうな生活をしているのになぜか元気そうな人ついてご紹介します。
逆に不健康そうなのに、元気な人って何なの?
私の職場に、「仕事帰りに毎日のように立ち飲み屋に行く」、「仕事の合間に頻繁にタバコ休憩に行く」人がいます。
でも、彼なぜか「風邪一つ引きません」。
勿論、日常的に酒を飲み、タバコを吸って、風邪を引きやすい人もいます。
この違いはどこから生まれるのでしょうか?
ここまで紹介したように、ストレスを溜めず、食生活に気を配り、適度に運動するを全て行うのが理想です。
しかし、現代社会では常にこれら全てを実行するのは、難しい面もあります。
こういった、一見不健康な生活を送っていても風邪を引かない会社の同僚を見て気づくことがあります。
- 明るい性格で笑ってることが多い(病は気からって言いますよね……)。
- 風呂好き(シャワーだけで済まさず、湯船でその日の疲れをよく取る)。
- 酒は勿論好きだが、「酒とスルメのようなアテ」のみで済まさず「奥さんの手料理(野菜中心)」を好んで食べる。
本人が意識してやっているかは別として、ストレスを溜めず、免疫力を高める効果はあります。
また、私の妻は平熱が36度を下回ります。
なので、よく風邪を引きます。
平熱が低いと、ウイルスを退治できる体温まで上昇しにくいです。
冬場にお風呂の給湯温度を上げるのにガスや電気の量が多くなるのは、冬は気温が低いのでどうしても高い温度に上げにくい、これが人間の体でも同じような理屈になっているのです。
また、昔から「生姜は体にいい」と言いますが、生姜に含まれる「辛い成分(シンゲロール)」が咳や喉の痛みに効きます。
気管支を狭くする原因物質を抑制するためで、一番いいのは、生のままでハチミツなどと混ぜるのがいいのですが、しんどい時はそれすらもできないでしょうから、市販の粉末をお湯に溶かして飲むだけでも効果はあります。
咳や喉の痛みは、風邪の最後まで続く症状の一種ですので一定期間摂取することをオススメします。
この章では、不健康そうでも元気な人の特徴についてご紹介しました。
続いて、ここまでご紹介した内容を毎日の生活の中でいかにスケジュール化するかについてご紹介します。
体調を崩さないために、毎日1時間の「メンテナンス・タイム」を作ろう!
現代生活は何かと忙しいですが、例え1時間でも自分の体をメンテナンスする時間を意識して作ることが重要です。
決して連続した1時間である必要はありません。
日常の生活の中で、「すきま時間」を見つけてすればいいのです。
どのようにメンテナンスすればよいか、具体例を挙げます。
1.自立神経の乱れが体調不良の原因であると認識する。
自立神経とは、消化器や呼吸器の活動を管理する神経のこと。
この自立神経の活動を促すには、、、。
- カルシウムを摂取する。
- 適度に運動する。
- ストレスを溜めない。
です。
自律神経の乱れが冷え性、不眠などトラブルを引き起こします。
2.お風呂に入ってリラックスする。
体全体を温め、湯船に浸かるとストレス解消になります。
体の筋肉をほぐしながら入ると効果が上がります。
3.リンパマッサージ
リンパ線が腫れる人がいますよね?
あれは、体の防御反応の一種です。
体の防御システムは……。
と3段階に分かれます。
このリンパマッサージは色々ありますが、風邪に効果があるのは「鎖骨マッサージ」
鎖骨の上を指で押すだけ。
リンパ球の流れがよくなります。
水分をしっかり摂り、ストレスを溜めない、風邪の初期に解熱剤は使わないことが大事です。
これらのこと以外に食事はよく噛んだり、ストレッチを10分行うなどで自己管理の時間を1時間設けることにより乱れた生活を正していくと免疫力がUPします。
ぜひ習慣化して下さいね。
ここまで、自己管理するための「メンテナンス・タイム」の作り方についてご紹介しました。
最後に、次の章でこの記事のまとめをお話しします。
医者が語る、「風邪を一発でひいてしまう原因」とは・・・
意外な盲点に驚く。風邪をひく理由第一位とは?
まとめ
今回の内容をまとめます。
- 水を意識的に多く取り、鼻、喉、肺mの粘膜に潤いを与える。
- ビタミンA、C、Eを食事の中で摂取する。
- ヨーグルトは食後で。
- アルコールは控える。
- 風邪の症状が長引く人はストレスが原因である場合が多い。
- 酒、タバコと不健康そうな人でもストレス溜めず、適度に運動している人は風邪を引かない人もいる。
- 自律神経の動きを高めるにはストレスを溜めない。
- 湯船に浸かったり、リンパマッサージをしたり、食事はよく噛むなどの自己管理のための「メンテナンス・タイム」を日常生活の中で1時間を設ける。
今回の記事はいかがでしたか?
風邪の症状は長引けば長引く程つらいですよね。
何もやる気がわかなくなり、常に覇気がなく、周囲の人から見ても「あの人、なんかいつも元気ないわね……」と印象もよくありません。
今回に記事を是非参考にしていただき、免疫力を高め、生活を見直し、10年先も健康でいられる体作りをして下さい。