言葉を話さない猫でも、
鳴き声やしぐさで、
表情豊かに
いろいろとアピールしてきてくれます。
すり寄ってきたり、
ゴロゴロ喉を鳴らしたり、
無邪気な犬とはまたちがった行動は、
ミステリアスで、
猫好きにとっては
たまらない魅力ですね。
今回は、
猫のアピールを、
しっぽの動きから読み取ってみましょう。
勘違いしてない?犬とは違う猫のしっぽ
猫でも犬でも、
しっぽをよく動かしています。
しっぽの動きは、
猫や犬の機嫌が分かる、
大事なサインの一つです。
でも、
猫と犬では、
同じしっぽの動きでも、
意味がまったく違うことがあると
知っていましたか?
一番分かりやすいのが、
しっぽをパタパタ早くふっている時。
犬だったら、
これはご機嫌のサイン。
でも猫は、なんと、
不機嫌のサイン
なんです!
猫がしっぽをパタパタさせているときは、
何かに警戒して不安になっている、
嫌なことをされてイライラしている、
など、
気が立っていることがほとんど。
刺激しないように
気を付けてくださいね。
ピンと立ったり振ったりは?しっぽを上げた時の気持ち
では、
猫がごきげんなのはどんな時でしょう?
それは、
しっぽを真っ直ぐ立てているときです。
何かうれしいことがあるときや、
遊びたいと思っているときなど、
あなたに甘えているときも、
しっぽが立っていると思いますよ。
それから、
ゆったりとしっぽ全体をふっているときも、
比較的のんびりしていて、
落ち着いているときです。
日向ぼっこをしている時や、
あなたの膝に乗っているとき、
ゆっくりとしっぽを動かしていませんか?
しっぽが逆立ったり、
弓型に曲げたりしているときは、
とても興奮しているときです。
びっくりしたり、
敵を見つけたりしたという意味ですから、
とても攻撃的になっています。
声をかけて
落ち着かせてあげてくださいね。
しっぽを下げている時も注意深くみてみよう
しっぽを下げているときは、
おびえていることが多いです。
叱られたり、
体の調子が悪かったりして、
気分が沈んでしまっているときは、
おしりも少し下がって、
しっぽもダランとしています。
しっぽを足の間に挟むぐらい下げているときは、
何か怖いことがあったのでしょう。
襲われないよう
ビクビクしているのです。
恐怖心がなくなるまで、
大きな音を立てたりしないよう、
そっと見ておいてあげましょう。
寝ている時や座っている時のしっぽの動かし方に注目!
【出典:http://www.photo-ac.com/】
座ったり寝たりしているとき、
しっぽを体に巻きつけるのは、
とても落ち着いている証拠。
しばらくゆっくりと、
休憩してしまおうと思っているのです。
完全にリラックスしている姿は
かわいいですね。
⇒しっぽで返事する猫♪The cat which answers with a tail
また、
猫がリラックスして伸びているとき、
そっとさわったり呼びかけたりすると、
シッポの先だけ
ピクピクさせてくれることがあります。
わたしたちは、
「返事してくれてる!」
とうれしくなりますが、
猫のほうからすると、
「はいはいわかった、
もうめんどくさいなぁ」
という程度なんだそうですよ。
気まぐれな猫らしい反応ですね。
ライター:のあ