今年、厄年にあたり、厄払いに行きたいが、
さて、お寺か神社かどちらにすればよいのか?
厄払いと厄除けなど、違いがあるようだけど?など迷っている方も多いのではないでしょうか?
私も厄年には必ず厄払い、厄除けに行っています。
19歳の時には地元で有名なお寺さんに、33歳の時には成田山(千葉)に行きました。
また、長男も一昨年、25歳を迎え西新井大師(東京都)に厄除けに行ってきたそうです。
厄年以外の年にも闘病平癒や合格祈願、安産祈願などに、万願寺(千葉銚子)、成田山(千葉)、浅草寺(東京都)、とげぬき地蔵尊(東京都)、湯島天神(東京都)、地域を守護する神社、水天宮(東京都)などに行きました。
1番良いのは自分が信頼している神社仏閣や、自分が住んでいる地域を守護している神社、身内の風習で普段からよく参拝する神社仏閣があれば、そちらへ行くのがオススメですが、厄払い、厄除けとなるとやはり効果、ご利益や金額などについても気になると思いますので厄払いと厄除けの違いや、厄除けで有名な仏閣などをご紹介したいと思います。
厄払いと厄除け 神社と寺の違いとは?
通常、神道(神社)では厄払い、仏教(お寺)では厄除けといいます。
厄年という考え方は、陰陽道から来ているといわれています。
陰陽道は古来日本から信頼されてきた術であり
魔除け、邪気払いなどを主に行います
東の天照大御神と呼ばれる東照大権現(徳川家康公)を祀った日光東照宮は陰陽道を用いて当時の江戸城(現在の皇居)の真北、鬼門封じ、厄除けの方に建立されています。
また、現在、日本に存在する由緒ある有名な神社仏閣は陰陽道を用いて然るべき方位、土地に建立されています。
~神道の厄払いと仏教の厄除けの違いとは?~
☆神道では、神主さんが祝詞を上げ、厄祓いをお願いした方々の住所、氏名が読み上げられます。神社では笛や鐘などで雅楽を演奏しますが、鐘は魔を切るといい、邪気を払う音といわれています。
☆仏教では、ご住職をはじめとする僧(お坊さん)の方々がお経を上げ、厄除けをお願いした方々の住所、氏名が読み上げられます。護摩炊きなどが行われる仏閣もあります。(不動尊など)太鼓の音や護摩炊きの炎には邪気を払う威力があるといわれています。また不動尊に祀られている不動明王は仏教に登場する仏の中でも災いを封じる力が最も強い仏であるといわれています。
神道と仏教では呼び方に違いはありますが、どちらも心身を浄化し、心を鎮め、災いを封じることにおいては違いはありません。
また、人は慢心な気持ちや邪心(妬み、憎しみ、怒り、恨みなど)が心の中にあると、災いを招きやすいと言われています。
神社仏閣での厄払い、厄除けによってまずは自分自身の普段からの振る舞いや言動、行動、心の在り方を振り返り、神道の祝詞、仏教のお経の意味を深く知ることがその年を穏やかに無事に過ごすための大きな一歩であるといえるでしょう。
お寺でも厄払いを受け付けていない宗派がある?
お寺などには、厄年の祈願などを行っていない宗派があります。
浄土真宗などのサイトによると、浄土宗や浄土真宗などの宗派は、日の吉凶、占い、風水、厄年の考えなどを取り入れず、お釈迦様、親鸞聖人などが説かれた教えに基づき
本願念仏の教義に徹しているため、
厄年祈願などは行っておりませんので、避けましょう。
(菩提寺が浄土真宗、浄土宗のお寺さんである場合には、厄払い、厄除けの前に、まずはお墓参りに行くことをオススメします。神仏のご加護は大事ですが、1番大切なのは、まずご先祖に対しての挨拶、感謝、供養です。)
関東の厄除けを案内している仏閣1例
~関東厄除け三大師~
西新井大師(東京都)
川崎大師(神奈川)
観音寺大師堂(千葉)
~関東三大師~
佐野厄除け大師(栃木)
青柳大師(群馬)
川越大師(埼玉)
~関東厄除け三大不動~
目黒不動尊(東京都)
千葉厄除け不動尊(千葉)
飛不動尊(東京都)
~関東三大不動尊~
成田山新勝寺(千葉)
高幡不動尊(東京都日野市)
不動ヶ岡不動尊(埼玉)
関西の有厄除を案内している仏閣1例
清荒神清澄寺(兵庫県)
高野山金剛峯寺(和歌山県)
四天王寺(大阪)
成田山大阪別院(大阪)
滝谷不動明王寺(大阪)
信貫山朝護孫子寺(奈良)
お寺で厄払いをするのなら・・・祈祷料はいくら?
お寺での厄除けの料金は3千円から1万円が相場です。
金額によって内容が違ってきます。(お札の大きさ、住所、氏名が読み上げられる、読み上げられないなど)
*(金額の違いや仏閣の有名度、大きさでご利益が変わることはありません。)
また、護摩炊きをお願いする場合の料金は別途必要となります。
御大師さまなど真言密教系のお寺などでは、一日のみ、毎月、毎日の祈願で
料金が変わり、
万単位になると特別祈願となります。
お寺での厄除けの祈祷料は御布施といいます。(神社の場合は初穂料といいます。)
紅白、蝶結び、水引きの熨斗袋に御布施と書き、その下に自分の名前を書きます。
出来れば新札を用意するのがベストです。
服装はスーツやジャケットなどなるべく正装で行くのが好ましいと言えます。デニムなどカジュアルな服装は出来るだけ避けましょう。
厄除けの期間ですが、元旦から節分までの間に行く方が最も多いです。(それ以降でももちろん受けられます)
詳しくは、厄払いに行かれるお寺に問い合わせてくださいね。
厄払いの護摩供養の様子の動画です。
いかがでしたか?
大事な節目の厄払いに護摩供養なども体験してみたいですね。
どうぞ参考にして下さいね。