お魚は新鮮が一番!
その日に仕入れたお魚を、
お刺身にして食べるのも最高ですね。
とはいうものの、
頂きもののお魚がたくさんあったり、
安売りでつい買いすぎてしまったり、
または何日か後に食べたかったり、
お魚を冷凍しておきたいときもあります。
生ものを冷凍するのはなかなか難しいものですが、
少しのアイディアで、
冷凍してもおいしいままで
お魚を食べることができるんです。
その証拠に、
冷凍したお魚を売っているスーパーや、
通信販売でお魚を売っているところまでありますよね。
主婦必見!
冷凍のお魚をおいしく食べるポイントを紹介します。
冷凍魚の賞味期限!おいしさには期限アリ!
冷凍したら食べ物が長持ちするのは確か。
でも、
冷凍したからといって
いつまでも生ものが同じ状態でいてくれるわけではありません。
「冷凍やけ」
という言葉を聞いたことがありませんか?
凍った食品の色がだんだん変わってきたり、
脂が浮いてきたりして、
食べられなくなってしまう状態のことを言います。
密閉できる容器に入れたり、
真空に近い状態にくるんで冷凍すると、
比較的きれいな状態で長く保存できるのですが、
それにも限度があります。
できるだけ1か月以内に、
食材を食べきるようにしたいものです。
キーワードは「酸化防止」
【出典:http://www.photo-ac.com/】
食品の冷凍やけは、
冷凍した食品が空気に触れたり水分が抜け続けることによって、
だんだん酸化してきてしまうのが理由です。
酸化した食品は、
おいしくないだけでなく、
火を通して料理しても、
体に良くないとされる酸化物質がなくならないまま口に入ってしまうので、
あまり好ましいことではありません。
この酸化を防止するには
どんな方法があるでしょうか。
まず、
冷凍庫の温度が一定なところで保存したほうが、
おいしく保存できる期間が長くなると言われています。
冷凍庫の温度を変えないように、
開け閉めの回数を減らしたり、
冷凍庫を一杯にして空気の流れを少なくしたりすることで、
差がでてきます。
そのほかには、
一度調理してから冷凍するようにするとよいでしょう。
味付けをしたり、
火を通したお魚は、
生のままで冷凍したよりも、
酸化が少なく長持ちしますし、
解凍した時の失敗も防ぐことができます。
また、
酸化とも大きな関係のあるタンパク質の中の酵素は、
そのままにしておくとおいしさを壊す成分ですが、
火を通すことで働きが弱くなり、
冷凍保存中に味が落ちるのをおさえてくれるんですよ。
解凍してもおいしい下味保存法
では、
解凍してもおいしく食べられる、
お魚の保存法は何でしょう?
スーパーで売っている切り身の塩鮭や塩サバなどは、
冷凍されていてもおいしいですね。
秘密は下味をつけることです。
密封パックで、
味噌漬けや醤油漬けにするだけでも十分。
冷凍前のひと手間が、
出来上がりを変えるんですよ。
技あり!お魚をおいしくする解凍の仕方
冷凍のお魚をおいしくするには、
もうひと工夫。
最後に大切になるのは、
解凍方法です。
電子レンジの解凍モードも、
急いでいるときにはとても便利ですが、
解凍ムラが出たり、
水分がしみだしてしまったり、
失敗も多いですね。
実は、
一番手軽でおいしさも損なわないのが、
氷水につける方法です。
解凍するのに
氷水?
と不思議に思うかもしれませんが、
氷水は、氷の解け始める0℃程度の温度を保つことができるので、
温度差で冷凍したお魚の組織を壊しにくいのです。
流水解凍でも構いませんが、
水がもったいないですし、
やはり冷凍のお魚との温度差が大きいので、
解凍ムラが出て味も落ちてしまいます。
氷水を使った解凍、
いちど試してみてくださいね。
★さらに冷凍魚をおいしく食べたい方はこちら↓
魚の冷凍保存!おいしく食べられる、期間をのばす3つの方法
※多少の重複はありますが、お互いの内容を補います。
2記事セットで勉強して冷凍魚をおいしく食べましょう!
ライター:のあ