新しい職場に勤めるようになって、
歓迎会を開いてもらうことになりました。
こういうときには、挨拶をするように言われることが多いですね。
人前で何か話すのが苦手な人も少なくないでしょうが、
第一印象も肝心ですから、
今後の仕事のために少し気合いを入れて、いい挨拶をしてみましょう。
もちろん、
会社の規模や歓迎会の形式によっても、
周囲の雰囲気は大きく変わってきますね。
その他、
新入社員は一人なのか、
同僚が何人もいるのか、
入社したばかりなのか、
仕事を始めて落ち着いてきた頃なのか、
フランクな職場なのかそうでないのか・・・
みなさんそれぞれの状況があります。
ですから、
「これを言っておけば間違いない!」
という挨拶をご紹介するのは難しいですが、
必ずおさえておくべきポイントを、いくつかあげてみますね。
その1:身だしなみは大丈夫?
まず、
挨拶をするということは、
みんなの注目を浴びるということです。
自分が誰かの挨拶やスピーチを聞いているところを思い浮かべてみてください。
1対1でもない限り、
その人の顔だけをじっと見ながら話を聞く、
ということはあまりないと思いませんか?
けっこう背が高いんだな、
とか、
はきはきしたいい声だな、
とか、
あのスーツの色がよく似合うな、
とか、
なんとなく見てしまっているものです。
新しく仲間になった、あまり知らない社員が相手だとなおのこと、
見た目にも興味がわきますよね。
そこで、
「あー、シャツがシワシワだ・・・」
とか、
「髪がぼさぼさ」
とか、
「立ち姿がだらしないな」
とか、
マイナスの印象を与えてしまっては大変です。
せっかくの歓迎会で
「ダメそうな人」
という印象を与えないためにも、
身だしなみはきちんと整えておきましょう。
逆に考えれば、
好印象を与えるチャンス
ですから、
すっきりした格好で、
背筋を伸ばして、
挨拶にのぞみましょう!
その2:自己紹介とは違う!
たとえ、
どんなにみんなが親しみやすい、
アットホームな雰囲気の職場だったとしても、
新入社員歓迎会での挨拶は、きちんとしておきたいものです。
いくら少しお酒が入っていても、
合コンの自己紹介などとは全く違う
ということ、
しっかり覚えておいて下さいね。
挨拶をするときには、
就職活動の時に書いた志望動機や、
面接の際に話したことなどを
思い出してみるのもいいかもしれません。
よく準備したことなので、
自然に言葉が出てくると思います。
それに加えて、
今後の抱負や希望、
得意なことや、
不得意だからこそ指導をお願いしたいこと、
などを話すのはどうでしょう。
また、
就職活動をしている時と、
実際入社してみてからは、
感じ方も違うと思いますから、
入社してから感じたことを話すのもよいかもしれませんね。
少しだけ気を付けてほしいのが、
あまり堅苦しくなりすぎないこと。
それから、
一方的に長々と話を続けないこと。
あくまで、
自己アピールではなく
「ご挨拶」
ですから、
そこを忘れずに。
その3:言葉遣いに注意!
挨拶のときはもちろん、
普段の仕事をしている中でも、
気を付けたいのが
言葉遣い
です。
入社が決まって、
周囲の人たちの顔も分かったし、
先輩も親しく話しかけてくれるし・・・
となると、
ついつい気もゆるみがちです。
「ですます」
で話しているからいいだろうと、
ついつい言葉遣いに普段のクセが出てきてしまうことがありますよ。
しかし、この時期に
「あの新入社員は言葉遣いがちょっとなぁ・・・」
と思われてしまうと、
このままではお客様の前に出せない、
などの低評価につながってしまいます。
語尾を伸ばすクセが抜けない人、
やたらと「~っス」を使ってしまう人、
丁寧だと勘違いして「なるほどデスね」とか言ってしまう人、
あなたのまわりにも居ませんか?
自分の言葉遣いを振り返って、
恥ずかしくない言葉遣いを心がけてくださいね。
⇒新倉かずこのビジネスマナー講座3「挨拶と美しい言葉遣い」
⇒クッション言葉
さらに… 翌日もお礼の挨拶を忘れずに!
無事に歓迎会は終わったでしょうか。
あなたのために、
他の社員が時間をとって参加してくれた歓迎会です。
もちろん当日にも、
きちんとお礼を言って別れたと思いますが、
次に会ったときには、
ひとことお礼を言っておくとよいでしょう。
また、
歓迎会で親しく話すことができた相手には、
具体的に、
「お話聞かせていただいてありがとうございました」
「フォローしてくださってありがとうございました」
というふうにお礼が伝えられるといいですね。
ライター:のあ