日本三大夜桜の名所として知られる「高田公園の桜」をご存知ですか?
夜空の藍色に桜の淡いピンクとお城が浮かび上がり、幻想的な美しさながらも歴史情緒を感じさせる眺めです。
また高田公園は「さくら名所100選の地」や「日本の歴史公園100選」に選定されているとあって、お花見スポットとして大変人気な場所なんです。
今年のお花見は高田公園にお出かけになってみてはいかがでしょう。
今回は甲信越で人気のお花見スポットとして知られる「高田公園の桜」の見頃を、過去の開花時期と照らし合わせながら予想していきます。
仕事の都合や天候の影響もあって、お花見の計画を立てるのって結構大変なんですよね。
見頃の予想と合わせてアクセスやライトアップの情報なども盛り込んでいきますので、あなたの楽しいお花見計画のお役に立てたら嬉しいです。
高田公園の桜 2017の見頃はいつ?
新潟県上越市にある高田公園には4000本もの桜があり、期間中は夜になると桜がライトアップされて絵画のような幻想的な風景が楽しめるため、大変人気のある名所です。
どれだけ人気かというと、高田公園は「甲信越の人気お花見スポットランキング」において、高遠城址公園に次いで堂々2位にランクインしているほど!
ぜひとも見頃の時期に足を運んでみたいと思いませんか?
◆ライブカメラで開花状況をチェック
高田公園の桜は、例年の見頃は4月上旬から開花し始めて満開が4月中旬となっていますので、他の地域とそれほど変わりません。
この公園でのお花見を計画するにあたって便利なのが、高田公園だけでも8ヶ所も設置されているライブカメラです。
ズームで桜の花の映像も見られるので、開花状況を細かくチェックすることができます。
リアルタイムで花の様子がわかるので、「満開か否か」という情報だけでなく、自分の好みに合わせた咲き具合でお花見できちゃいますね。
◆お花見の日程はいつ頃を予定すればいい?
2017年の桜の開花は「平年よりやや早め」と予想されていますので、
新潟県の平年通りですと、4月9日頃が開花の目安となります。
これよりやや早く開花し、1週間ほどで満開を迎えるとすると、
4月中旬が見頃になるでしょう。
上越観光コンベンション協会によると、平均して4月10日頃から15日頃に満開となる場合が多いようですので、
2017年は4月15日(土)・16日(日)がお花見の狙い目ですね。
ちなみに2016年は暖冬の影響で、ずいぶんと早まってしまったようです。
だいたい平年よりも1週間ほど見頃が早めでした。
2016年の開花状況(上越観光コンベンション協会facebookより)
4/1 開花
4/4 7分咲き
4/5 9分咲き
4/6~4/10頃 満開
昨年もお出かけになった方は、昨年よりは遅めの日程でお考えくださいね。
高田城百万人観桜会
高田城百万人観桜会の開催期間は?
百万人って、すごく賑わいそうな響きですよね。観桜会期間中は約300の露店が立ち並び、その名の通り多くの人で賑わいます。
夜桜はもちろん、昼間もお城や公園内をめぐるお堀と桜が織りなす美しい景色を楽しむことができ、多くの人が訪れる観桜会は越後の春の象徴となっています。
ちょうどお花見の狙い目となる週末(15・16日)も含まれていますし、桜が7分咲き以上であれば見頃ともいえますので、イベントも盛りだくさんの観桜会期間中にお出かけになるのがオススメです。
第92回高田城百万人観桜会
会期:2017年4月1日(土)~17日(月)の17日間
会場:新潟県上越市高田公園
「どこから見ればいいのかわからない」という方は、まずはさくらロードの辺りへ向かってみましょう。さくらステージでのイベントの他、写真スポットもその辺りにあります。
さくらロードから高田城三重櫓の方へ向かって歩いていくと、お堀の水面に三重櫓が映って美しい眺めです。写真スポットとしてカメラを構えている方がたくさんいるはずです。
もうひとつの写真スポットはシダレ桜で、こちらはさくらロードをはさんでお城の反対側です。こちらは夜桜のイルミネーションが人気ですよ。
息を飲むような高田公園の「夜桜」情報
桜の名所は全国至る所にありますが、高田公園が甲信越で人気を集めている理由は、何と言っても先に述べたように日本三大夜桜に数えられるライトアップされた美しい夜桜です。
お堀に触れるようにして垂れ下がる桜の花々が水面に映し出された姿は、この世のものとは思えないほど幻想的です。陽が落ちる頃になっても、ライトアップされた夜桜を鑑賞するために高田公園に足を運ぶ人々の列は絶えることはありません。
約4000本のソメイヨシノが3000個ものボンボリに照らされて夜の闇に浮かび上がった姿は、息を飲むような情緒あふれる風景です。お城だけでなく「さくらロード」も必見ですよ!
22時までライトアップされているので、お近くにお住まいの方は週末の仕事終わりに行ってみるのも良いかもしれませんね。
夜桜が大変有名なお花見スポットですので、他のお花見の名所とは違い土日の夜などは非常に混雑します。
人混みを避けたい場合は、可能であれば平日の夜が比較的鑑賞しやすいでしょう。
とはいえ、日本三大夜桜というほどの名所です。満開の桜の優しいピンク色が夜の闇に映えて本当に美しいので、混雑を覚悟で鑑賞する価値は多いにあり、と言えます。
上越観光コンベンション協会のfacebookでは2016年のライトアップ画像をご覧になることができますよ。
露店もたくさん並びます
桜まつり期間中はライトアップされた桜並木に約300軒もの露店が並び、美味しいものを食べながら桜並木を歩くという楽しみもあります。
露店の数が非常に多いので、お子様連れでも飽きることなく楽しめるでしょう。花より団子などとよく言いますが、高田公園の桜まつりでは両方贅沢に味わえてしまいます。
2016年は観桜会物産展を始め、さくら茶会やおもてなし武将隊の演武、チェリーブロッサムフェスティバルというミュージックフェスティバルや稚児行列といった様々なイベントも行われました。
2017年のイベントなどの詳細はまだ未発表なので、それまでは2016年のページをご覧になって参考にしてみてください。
http://www.joetsu-kanko.net/kanoukai/index.html
~子連れでお出かけになった方のクチコミより~
●遊具が充実しているので小さなお子様から小学生ぐらいまで楽しめると思います。
●たくさんの遊具があり小さいお子さんでも遊ぶことができる。
といったクチコミをいくつも見かけました。
お子様が飽き始めたら露店で美味しい物を見繕って遊具スペースに移動することもできますね。
観桜会本部付近に授乳室も設けてあったそうですよ!
会場へのアクセス、駐車場情報
住所:新潟県上越市本城町44-1
入場料:無料(高田城三重櫓は入場料200円)
アクセス情報
◆電車の場合
JR「上越妙高駅」にて乗り換え→トキ鉄・妙高はねうまライン「高田駅」より徒歩15分
※観桜会期間中は最盛期のみシャトルバス運行、有料(詳細は下記にて)
北陸新幹線で「東京⇔上越妙高」間が1時間50分と、アクセスが良くなりました!
駐車場も少な目なので、電車の利用をおススメします。
<最盛期の土・日はこちらのルートもどうぞ>
JR「上越妙高駅」よりお花見シャトルバス
※最盛期の土・日のみ運行、有料(詳細は下記にて)
◆車の場合
北陸道上越ICから国道18号経由6km。または上信越道上越高田ICから10分
駐車場情報
普通車…臨時駐車場(一部有料:1台500円)
大型車…臨時駐車場(有料:3000円)
※期間中は、市内臨時駐車場(無料)からシャトルバス(有料)が巡回します。
クチコミを見ていると、臨時駐車場は場所が分かりづらいという方もいらっしゃいました。
アクセスマップを印刷してお持ちになると便利かと思います。
2016年版
http://www.joetsu-kanko.net/kanoukai/2016/access-map.php
お花見シャトルバス
運行期間:会期の全日4月1日~17日
運行時間:10時~21時
料金:おとな200円/こども100円(小学生未満無料)
※ペットを連れての乗車はできませんが、小動物でかごに入っている場合は可だそうです。
参考:2016年の運行状況
http://www.joetsu-kanko.net/kanoukai/2016/shuttlebus.php
やはりピーク時期に人気が集中するため、駐車場はかなり混雑します。
公共機関での来場のほうがスムーズにいくかもしれません。
見頃のピーク時期に合わせて来場する方が多いため、時間には余裕を持って行動すると良いでしょう。
満開時期の「高田の夜桜」を是非ご覧あれ!
混雑必至の高田公園の桜まつりですが、
その美しさは群を抜いています。
特に夜桜はライトアップされることで夜空の藍に輝くような桜が映え、美しい眺めです。淡く広がる桜のピンクに光が濃淡をつけ、昼の桜とは違った色合いが楽しめます。
散りかけの桜に風情を感じながらゆっくりと鑑賞するのも良いですが、高田公園の桜に限っては異なります。
満開の花びらがライトアップで浮かび上がる様が圧倒的に美しいため、ぜひ満開の時期に足を運んでみてくださいね。
また露店もたくさん並び、お祭りの感じが強くてウキウキしてしまいますよね。
東京から上越市までは北陸新幹線で1時間50分とアクセスもよいので、電車で出かけて夜桜と露店を楽しみながらビールを…とゆったり楽しむのにピッタリとも言えます。
今年のお花見は、ライトアップされて夜空に映えた美しい桜を楽しんでみませんか?