書き初めは、お正月の二日に、
めでたい文字や言葉を書いて、
学問の神様に祈ったのがはじまりと言われます。
最近は、あまり筆を持つこともなくなりましたが、
墨をすって文字を書いていくと、
なんとなく背筋の伸びる気持ちがしますね。
次のお正月には、ぜひあなたも、書き初めに挑戦してみませんか。
新年の抱負を【四字熟語】で表現!
昔は、「寿」や「副」といっためでたい文字が、書き初めの題として選ばれたものでしたが、
神様に祈るという意味が薄くなった現代では、
好きな四字熟語を書くことが多くなりました。
「謹賀新年」や、「学業成就」などもいいですね。
新年の抱負を、四字熟語で表すこともできます。
「一家団欒」「有言実行」
「大願成就」「温故知新」など、
自分の思いと近い四字熟語を辞書で調べてみると、
書き初めのアイデアが浮かんでくるかもしれませんよ。
小学生におすすめ(中学年~高学年)
小学生におすすめの書き初めには、どんなものがあるでしょうか。
小学生は、学年によって、習ったことの字や、知っている文字がだいぶ違ってきます。
低学年の書き初めはまだ、「うめ」「まつ」など、
二文字のひらがなを書くことが多いですね。
中学年~高学年になると、四文字でも、
バランスよく上手に書けるようになってきます。
中学年の段階なら、
「初日の出」「月明かり」「晴れた空」など、
ひらがなが多いものや、画数の少ない漢字をえらんであげましょう。
高学年になると、筆を細く使うことができるようになってきますので、
「日進月歩」「謹賀新年」
「一期一会」「文武両道」
など、少し難しめの熟語にチャレンジしてみては?
中学生ならこれに挑戦!
中学生ともなると、文字が上手か下手かの差が、大きく出てきてしまうかもしれません。
お習字の上手な中学生は、大人向けの文字を選んで、書くのもよいでしょうね。
字体も、楷書だけでなく、行書にも挑戦しましょう。
ちょっと苦手な中学生は、画数が多めの文字を選ぶと、
少しきれいに見えます。
画数の少ない文字は、一見かんたんですが、
案外、バランスを取るのが難しいものなのです。
「真実一路」「晴雲秋月」「温故知新」「大器晩成」「天真爛漫」などはどうでしょう。
のびのびと筆を動かしましょう。
⇒中学校書き初め3年「温故知新」行書
高校生から大人まで
大人の書き初めは、文字数にとらわれず、自由に書いてみませんか?
大きめの紙にその時の抱負を書いてもいいし、
アルファベットが混じっても面白い。
★大人編の詳細はこちら↓
書き初めの言葉!大人編!新年の抱負を四字熟語~二文字で!
書道が得意な人は、お正月のおやすみの時間をかけて、
じっくりと臨書に挑戦してみるのもいいでしょう。
孔子廟堂の碑や、礼器碑など、有名な字体を、
書き写していくと、集中力も増します。
新年の生活に向けて、心をおちつける効果も、あるかもしれませんよ。