サッカーのテレビ中継解説において、
「ついでにもう1点取っちゃおうか!」
「これ、PKだろ!PKだろ!・・・」
しまいには
「キープ!キープ!キープ!(絶叫)」
「がっはっはぁ~(爆笑)」などなど
サッカーにおける、技術や戦術論など
ほぼ皆無!
試合中継が終わってみれば、
肝心の試合内容よりも
彼の叫びや、絶叫だけがインストールされてしまう。
そして
これが、本当に元日本代表選手だったのか?と
首をかしげたくなること天井知らずの、迷?解説者
それが
元日本代表DFであり、
35歳の若さで、Jリーグのヴェルディ川崎の監督も務めた
「松木安太郎氏」である。
彼の実況解説を、一言で説明することは不可能だ。
テレビの向こう側で
試合時間90分、
フィールドを駆け抜ける選手以上に
「叫び!」
「吠える!」
「わめく!」
あの、松岡修三氏にも匹敵するであろう熱さである。
かと思えば
「ありがたいですねぇ~。サッカー中継は、お酒でも飲みながら観るのが一番好き。
皆さんにも自由にサッカーを楽しんでいただきたいですね♪」
こんな調子である。
一部の視聴者からは
「居酒屋解説」とまで絶賛されている?
このゆる~い解説っぷり
そんな「松木安太郎氏」が
サッカーをこよなく愛する私達に残してくれた
究極ともいえる、
迷解説?トップ3!をこれからご紹介しよう。
「危ない!入ってない!入ってない!入ってない!」
時は、2011年アジアカップ決勝、
対オーストラリア。
「我らの日本代表が、アジアの頂点に立つかもしれない」
否が応でも盛り上がるこの一戦に
実況解説は当然のごとく、
「松木安太郎氏」である。
親善マッチや、A代表戦ですら
「あぁぁぁぁ~」
「ハンド!ハンド!
「おぉ~!〇×△!」
もはや、解説なのか、
ただの雄叫びなのか
解説を聴いているこちらが
説明不能の迷路にハマりそうである。
これが
アジアカップ決勝戦の実況解説。
ここでも期待を裏切らない
「松木安太郎」節が全開であった。
試合開始から後半2分50秒
オーストラリアのクロスボールが、
日本ゴールを襲う。
浮き球が一瞬、
ゴールネット前に立つGK川島の手を抜け
ゴールマウスに向かうが
ゴールラインぎりぎりでクリア!
ここで、実況解説の「松木安太郎氏」
「あぁぁぁ~おぉぉぉ~」
「入ってない、入ってない」
「入ってない、入ってない」
「入ってないね!」
もはや解説というより
親に怒られて
必死に言い訳をしている子供のようである。
実際の動画はこちら↓
AFCアジアカップ2011 松木安太郎総集編(Part2)
相手チームのクロスボールの精度や
日本ディフェンスの配置など
本来、解説者が行うべきである解説は・・・・
その後、試合は0対0で進み
延長戦に突入した、後半4分
左サイドからの永友のクロスを
FWの李忠成がボレーで合わし、
ゴール!
この時の「松木安太郎氏」
「あははははぁ~ (壊!)」
「やった!やった!やったぁぁぁ~ (崩壊!)」
李が叩き込んだゴールを
解説もほっぽりなげて、子供のように大喜びする
「松木安太郎氏」であった。
「朴智星(パク・チソン)4人くらいいるんじゃないか・・・」
アジアカップ2011準決勝、韓国戦。
何が無くとも、盛り上がってしまう
日韓戦である。
そして実況解説は、
我らが「松木安太郎氏」
お膳立てもすっかり出来上がったこの状況で、
何も起きないわけがあるはずも無く
そしてついに、その時はやってきた。
試合開始から、前半42分経過
スコアは、1-1
右サイドから岡崎が駆け上がり
ペナルティエリア内、
ゴール前のFW香川にクロスボール
そこに現れたのが
韓国ゴール前に立ちはだかる
「朴智星(パク・チソン)」である。
岡崎からのクロスボールを、FW香川がトラップミス!
その一瞬の隙を
「朴智星(パク・チソン)」は見逃さない。
FW香川からのこぼれ球を、
前方に大きくクリア
韓国ゴール前での、
日本の決定的チャンスを見事撃破した。
ここで、
もう一人の実況解説の
元日本代表MF、名波浩(ななみひろし)が
「松木さん、朴智星(パク・チソン)献身的に帰ってきましたねぇ」と
韓国チーム、攻守のかなめとして
フィールドを縦横無尽に駆け巡る
「朴智星(パク・チソン)」について
冷静に松木に語りかけたところ
返ってきた「松木安太郎氏」からの
コメントがこれ
「朴智星(パク・チソン)、
4人ぐらいいるんじゃないかと思わせるくらいねぇ、
あちこち顔だすんでねぇ・・・」
実際の動画はこちら↓
AFCアジアカップ2011 松木安太郎総集編(Part1)
冷静に状況を伝える、名波氏にくらべ
何かズレている、「松木安太郎氏」である。
また、この試合における
「松木安太郎氏」の迷言がもう一つある。
前半22分
ハーフエリア付近から、
韓国のロングボールが
日本ゴール前へ
DFの必死のディフェンスも空しく
無念のPKを与えてしまう。
ここで
「松木安太郎氏」
「おぉぉぉぉぉ(爆)」
そして
「なんですか今の!」
さすが我らの
「松木安太郎氏」である。
「やったぁ!やったぁ!ははははは^^」
アジアカップ2011決勝戦での
実況解説での「松木安太郎氏」である。
のっけからこれである。
さすが、我らの「松木安太郎氏」。
ここまでくると
もはや、解説の域を超えているとしか言いようがない。
もはや語る必要も無し
実際の動画↓
【AFCアジアカップ2011】激闘の決勝戦 放送席 日本決勝弾の瞬間!
永友のクロスに
ゴール前の香川が合わせ見事にゴール!
ここで実況解説室からの映像
そして、そこに写っているのは
「松木安太郎氏」である。
「えへへへへぇ♪」
「よっしゃ~(燃)」
「あはははぁ~ やった、やった!やった!」
実際の映像で見る限り
ビール片手に、
巨人戦のナイター中継に一喜一憂する
近所のオッサン状態である・・・
当然であるが
ゴールまでの経緯や、
技術的な解説などは皆無である。
また、この試合における
実況解説のポイントがあり
それは
同じ実況解説に、あの
「セルジオ越後氏」が同席しているのである・・・
この2人が絡んだ時の破壊力は
もう、手が付けられない!
しかし、
つい、「松木安太郎氏」の
迷言や暴走っぷりばかりに、目も耳も奪われてしまうが
けっして忘れてはならない事が有る!
【出典:http://pixabay.com/】
それは
「松木氏」の実況解説にはいつも
サッカーへの
深い深い愛が溢れているのである。
ライター:たつや