子供のころから「母の日には感謝を込めてカーネーションを贈る」って自然に思っていましたが、「母の日」の由来ってどのような所から来ているのでしょう?
今年は「なんとなく」ではなく、「きちんと」意味を理解して「母の日」をお祝いしてあげようかな。
母の日にカーネーションを贈る由来知ってる?
キリスト教では、生前のイエス・キリストを見送った母マリアの涙の跡、さらにはキリストが復活したときに、カーネーションが咲いたと言われています。
・白いカーネーションは、生前のキリストと聖母マリアによる涙
・赤いカーネーションは、キリストの血と復活
を表していると言われています。
「母の日」は日本とアメリカでは5月の第2日曜日。
スペインでは5月の第1日曜日、スウェーデンでは5月最後の日曜日にお祝いしています。
【出典:http://pixzbay.com/】
それでは、日本とアメリカの「母の日」の由来はどうだったのでしょうか?
アメリカでは、南北戦争中「母の仕事の日」を設けて、敵味方なく負傷兵の手当てをしたアン・ジャービスにならい、
1870年南北戦争終結後、女性参政権運動家のジュリア・ウォード・ハウが、戦争に夫や子供を送るのを拒否し「母の日宣言」を提唱。しかし、定着はしませんでした。
1908年5月10日、アン・ジャービスの娘アンナが母の死後、追悼式で母の好きだった「白いカーネーション」を参列者に配ったのが、「母の日」の起源とされています。その日がちょうど5月の第2日曜日だったのです。
日本では、1915年(大正14年)青山学院教授だったアレクサンダー女史が「母の日」を紹介。
1931年は皇太后の誕生日を「母の日」としていました。
1937年、森永製菓と諸団体が中心となって「第1回 森永・母の日大会」を開催。全国に広がり「母の日」が定着していきます。
1947年、公式に5月の第2日曜日が「母の日」に制定されました。
カーネーションの花言葉!色によって意味が違う!!
母の日のカーネーションといえば「赤」ですよね。
赤いカーネーションは母親が存命であるしるし。
白いカーネーションは母親が無くなっているしるし。
カーネーションの色によって、子供の気持ちが傷つけられることの無いようにと、日本では「母の日」のカーネーションは「赤」で統一しているそうです。
カーネーションは「赤」「白」の他にもたくさんの「色」があります。
「色」によって「花言葉」が変わりますので、この動画でチェックしておきましょう。
「赤」 母への愛
「ピンク」 感謝
「オレンジ」 純粋な愛情
「青」 永遠の幸福
「緑」 癒し
「紫」 誇り
白、黄色、濃い赤のカーネーションには要注意!!
ここで、気をつけたいのが「白」「黄色」「濃い赤」です。
「白」 あなたへの愛は生きている ※亡き母に贈る花なので要注意
「黄色」 軽蔑
「濃い赤」 私の心に悲しみを
私は「花言葉」に詳しい方ではありませんが、やはり意味が分かるとせっかく頂いたお花も嬉しさが半減してしまいます。
お花を贈る前には「花言葉」のチェックをしておきましょうね。
鉢植えのカーネーションも人気です。
切り花も素敵ですが、鉢植えのカーネーションも人気があります。
カーネーションは5月だけ咲く一季咲きというイメージがありますね。もちろん、一年中お花屋さんに並んでいますが・・・
最近は品種改良が進んで、秋にも花が咲く四季咲き性のカーネーションが出来ました。鉢植えのカーネーションだと5月だけでなく、秋にも花が楽しめます。
四季咲きのカーネーションかどうかは、購入する時にお花屋さんで確認出来ます。
「母の日」用のカーネーションは開花調整をしているので、育った環境と飾る環境の違いで、つぼみが開かなくなったり、弱ったりしてしまいます。
日当たりが良く、風通しの良い室内に1週間ほどおいてから屋外に置くと良いでしょう。
耐水アクリル絵の具を使えば、植木鉢にイラストやメッセージを書くことも出来ます。上手にお世話をすれば、半年後にもう一度楽しんでもらえますよ。
【出典:http://pixzbay.com/】
カーネーションにメッセージカードを添えましょう♪
母の日にカーネーションをもらえただけでも嬉しいですが、メッセージが添えられていればもっと嬉しくなるかも!!
「母の日」は日頃の感謝を表す日。
なかなか言えない一言をカードに託して伝えてみましょう。
きっと喜んでくれますよ。
今年はいつもと違う「母の日」になるかしら?
カーネーションの由来を知って、「母の日」に込める思いが深くなったでしょうか?
思いのこもった贈り物なら、きっと気持ちが伝わりますよ!!
ライター:なみたま