30歳を過ぎた頃から友人たちが続々と結婚、そして妊娠しています。
20代で結婚&出産した私は「先輩ママさん教えてー!」とオススメ育児グッズを聞かれることも多いのですが、会って話しているうちに意外と聞かれるのが
仕事を辞めた後の扶養手続きについてです。
バリバリ働いてた友人でも慣れない手続きには不安を感じるそうなんですよ。
各種証明書の発行時には、私も誰に聞いていいのかも分からず不安だったし、印鑑を忘れて出直すなど、色々と失敗もしました。
ネットで検索したり、辞める前に優しい監査役に質問しておいたり…と何だか必死だったなぁ。
特に所得証明書については手探り状態だったため、手に入れた後も「これでいいのか不安だ~!」とドキドキしっぱなしでした。
市役所なんか行ったことがないから、どうしていいか分からないよ~!って人にも分かりやすいマニュアルを配ってもらえたらいいのにな~なんてボヤきながら手続きをしたものです。
そこで!
無いなら作っちゃえ☆と、今回は所得証明書について懇切丁寧にまとめてみようと思います。
扶養手続きをしようと思ったら、所得証明書は欠かせない存在ですしね。
一度市役所で証明書の申請を経験しておけば、大抵の書類は同じような感じで申請するので慣れてしまいますよ。
- 所得証明書はどこで発行してもらえるの?
- いつの年度の証明書が必要になるのか?
- 発行申請する時に必要な持ち物は?
- 注意すること、よくある失敗例
といった疑問を解消し、スムーズに手続きを進めてくださいね!
所得証明書が夫の扶養手続きで必要になった!どこで発行したらいい?
所得証明書は、どこで発行したらいいの?
夫の会社で不要手続きをする際に、所得証明書が必要になります。
所得証明書というのは「1年間にこれくらいの所得(収入)がありましたよ~」という内容を証明する書類です。
期間は前年1年間、つまり前年の1月1日~12月31日までの所得についての証明になります。
発行するのは1月1日時点で住民票があった市役所なので、前年の住民税を納めた自治体の役所に行きます。
分かりづらいので例を出しますと、
平成29年1月1日時点で住民票がある市区町村の役所へ行って請求します。
ちなみに所得証明書の発行申請は、本人、同一世帯の親族、または委任状があれば第三者でも申請することができますよ。妊娠中で安静にしなければならない場合などでも大丈夫!無理せず家族に頼んでみてくださいね。
遠方に引っ越してしまって取りに行けないんだけど…という場合も大丈夫!
郵送してもらえる市区町村もありますので、まずは問い合わせてみましょう。
市区町村のホームページから申請書を印刷して郵送のやり取りをする場合が多いみたいですが、この辺りは自治体によって異なりますので確認が必要です。
郵送の手順はこちらのページが参考になりますので、気になる方はご覧ください。
いつの所得証明書が必要なのか?「年度」を確認しよう!
先ほどの例で平成29年度と出しましたが、その証明書の期間が平成28年の1年間だということにはお気づきでしたか?
この所得証明書の「年度」という言葉には要注意!
今年度の所得証明書の内容は前年の1年間なので、よく間違えてしまうんです。
私も先日、この「年度」という言葉に惑わされたばっかりです。児童手当の現況届で、うっかり間違えて1年前の所得証明書を見て記入しちゃってました。よくある間違いだと市役所のお姉さんは笑ってましたけど、恥ずかしかったなぁ…。
そんな失敗を避けるためにも、所得証明書を依頼されている会社には「何年の所得額を証明する書類の提出が必要なのか?」について、きちんと確認することが大切です。
これを確認しないと、せっかく市役所まで行って所得証明書を貰った時間や費用が無駄になっちゃうかもしれませんよね。
書面で案内されている場合はよく読めばOKなんですが、夫から口頭で伝えられた場合などは特に、「年度」という言葉に注意しつつ、一度確認してもらうと良いでしょう。
所得証明書の「発行時期」にも注意しよう!
加えて所得証明書の「発行時期」にも注意が必要です。
実は前年の住民税が6月に確定するため、1月~5月の間は前年1年間の分の所得証明書を受け取ることはできない仕組みなんです。
なので平成29年度の所得証明書が必要な場合、平成29年の1~5月の間に申請すると、平成28年度の所得証明書が発行されてしまうんですよ。
また市区町村によって所得の確定する時期にはズレがあるため、事前に確認しておくと無駄足を避けられます。
所得証明書をもらうために持参が必要なものは?
財布の中に小銭も免許証も入っていたけど、さすがに印鑑は持ち歩いていなかった~!というのが私が一番よくやる失敗です。
忘れ物がないか、一度確認してみてくださいね。
所得証明書の取得に必要な3つの持ち物
- 印鑑(認印でOK)
- 発行手数料 ※1通大体300円が目安(自治体による)
- 本人確認書類
単独で本人確認できるもの | 単独で本人確認できないため 組み合わせて使用するもの |
運転免許証 写真付住民基本台帳カード パスポート 在留カード、特別永住者証明書 身体障害者手帳 |
健康保険証 年金手帳 社員証 |
準備ができたら、いざ市役所へ!
市役所の中の事は、職員さんに聞いてみるのが一番早いです。分からない時は誰かに聞いてみましょう。何かの作業中であっても、必ずにこやかに対応してくれますよ!少なくとも私の経験では、皆さんとても親切に案内してくださいました。
そして所得証明書を発行するまでの流れはこんな感じです。
1.職員さんに聞いて、担当の課へ向かう
「手続きは市役所の中のどこでしてるの~?」「市役所が初めてで不安…」という方は、市役所に入ってすぐに職員さんに聞くべし!です。入口付近に案内役をしている職員さんがいることが多いので、そこで聞けば建物内の道案内をしてくれますよ。
とにかく市役所に着いたらまず、担当の課のところまで行きましょう。課の名称は各自治体によって異なりますが、税務課・納税課・課税課といった税務に関する名前がついている課であることが多いです。
2.申請書を記入し、窓口に提出
担当の課のカウンターがある辺りに申請書が置いてあるはずですし、職員さんに尋ねれば用紙を出してきてもらえますから、必要事項を記入して窓口に出してくださいね。
職員さんが内容に間違いや漏れがないかを確認した後、本人確認書類の提示を求められます。
3.所得証明書が発行される
発行した証明書の内容に間違いがないか確認し、発行手数料(大抵300円程度)を支払ったら証明書を受け取って完了です!
その答えはとてもシンプルです。
夫が世帯の主な収入源になる場合、配偶者である妻に130万円以上の課税所得があると扶養家族にはなれないから。
ちなみに103万円というのが一番よく聞く金額だと思いますが、103万円を超えても夫の給料が1,220万円以下だと少しだけ控除があり、ちょっとだけ扶養に入っているような状態になります。
この辺りの詳しい数字の説明は長くなるので省きますが、そんなこんなで130万円以上の課税所得だと、扶養家族の一番外側の枠からはみ出てしまうのです。
簡単に言うと、一定金額以上の稼ぎがある人の事を扶養家族とは認められないよ~っていう決まりがあるから、そんなに稼いでいませんよ~っていう内容の証明書が必要ってことです。
所得証明書、収入証明書、課税証明書、非課税証明書‥これらの違いってわかる?
所得証明書は、市民税などを課税している市区町村が独自サービスで出しているものです。
つまり法律に基づいた書類ではないため、実は名前が自治体によってまちまちなんです。
所得証明書、課税証明書、収入証明書、非課税証明書
これらはほぼ同じものだと言っても良いでしょう。
所得証明書は、あくまで本人が申告した「前年の1月1日から12月31日までの所得」について、あるいは年末調整した内容の収入証明書です。
課税証明書は住民税に関する記載、非課税証明書は「年収がなかった」「無職である」ということを証明するためによく利用されます。
まとめ
- 前年1年間の所得を証明する書類
- 当年度の所得証明書には、前年の1月1日~12月31日の所得が記載される
- 毎年6月に住民税が確定した後、当年分を発行できるようになる
- 申請する先は当年1月1日に住民票があった市区町村
- 申請に必要なのは、印鑑・発行手数料・本人確認書類
- 本人以外でも発行でき、自治体によっては郵送も対応している
- 所得証明書とは各自治体による独自のサービスなので、名前が異なる場合もある
まとめ内容にもある通り所得証明書は自治体による独自のサービスなので、全国共通のルールがあるわけではありません。
そのため自分が住んでいる自治体ではどうなっているのか、各自治体のホームページで調べたり、電話で問い合わせておくと良いでしょう。
市役所や町役場では、難しい書類が苦手というおじいさん、おばあさんでも、初めて自分で手続きをしに来たという若者でも、皆がきちんと目的を果たせるように案内してくれます。
目的の手続きを行う窓口が建物内のどこにあるのか分からない。
窓口付近に置かれたどの紙が申請書なのか分からない。
ちょっと迷って辺りを見回してくれると、さっと助け舟を出してくれる優しい職員さんが多いはずです。
なので、分からないことは小さなことでも職員さんにすぐ聞きましょう!
恥ずかしくはないですよ。実際に市役所へ行くと、職員さんにアレコレ教えてもらいながら手続きをしている人がほとんどですから。
それでは、頑張って証明書を手に入れてきてくださいね!
※さらに復習しておきたいときはこちら↓
所得証明書の発行に必要なものは?流れをわかりやすく解説!