昨春、下の息子もようやく小学校へ入学し、お弁当作りから開放された筆者。「ようやくバタバタした朝から開放される~~♪」と思っていたのも束の間、何と旦那が
「お弁当を作ってくれ」と言い出しました。どうやら新しい職場の周辺には飲食店があまり無いらしく、困っているとのこと。
『仕方ない、作るか…』と思ったのでしたが、よく考えたら旦那は時々6時前に出て行ったりしていたような…?ってことは、私は何時に起きて作ったらイイの…?
そこでナイスな方法を思いついた、ちょっとサエてる筆者☆(←大した事無い)
「夜のうちにお弁当を作っておけばいいんだ!」
幼稚園のママ友さんにも夜に作っちゃってるっていう人がいたし、これなら寝坊の心配もないです。
けれど夏場はただでさえ傷みやすい時期ですし、夜から作っておいて翌日のお昼まで大丈夫なんでしょうか?いざ作るとなると、気になることは色々とあります。
そこで今回は、お弁当を夜のうちに作っておくにあたって気になる
- 夜に作っておくメリットとデメリットは何?
- 夏場と冬場で気をつけることは違う!
- 夜に作っておくお弁当を美味しく保つコツは?
といった点について詳しく調べてみたいと思います。
夜から朝、そしてお弁当を持って出かけて昼まで。長時間の保存が絶対ですから、中身が傷まないよう気を配らないといけません。
また「この方法ならラクだわ~♪」と思ってウキウキしていても、お弁当を食べる人から「美味しくないからヤメテ」と言われてしまっては続けられません。
美味しく、安全なお弁当を夜のうちに作っておくためにはどんなことが必要なんでしょうか。早速、見ていきましょう。
お弁当を夜作る!まずは注意点の洗い出し
まずはお弁当を夜のうちに作っておくと、どんなメリットとデメリットがあるのかを整理しましょう。自分に合っている方法なのかを検討することも大切です。
メリット
- 何より忙しい朝の時間に余裕が出来る
- 晩御飯のおかずをそのまま使えるので合理的
- 自然解凍のおかずが冬でも昼までにきちんと解凍される
デメリット
- 夏場は食中毒の危険が高まる
- 冬場は時間が経つ上に冷やされるため風味が落ちる
- おかずによっては硬くなったりパサパサになったりする
- ご飯が硬くなる
硬くなってしまったご飯は電子レンジで温めれば軟らかくなるのですが、学校や職場で電子レンジが使えない場合や、お弁当箱が耐熱ではない場合などはできません。ご飯が硬くなっても平気かどうかも、この方法が合っているかの見極めポイントになりますね。
ネットで調べてみると、お弁当を夜作る派の人は結構たくさん見つかります。
明日のお弁当出来た😋💕
仕事が7時からで朝から作れないから
毎日夜作る😇🙌毎日作るの大変だけど
美味しいって残さず食べてくれるから
明日も頑張って作ろうってなる👻💓#お弁当#ラブ弁 pic.twitter.com/ceTAF78Q7y— S (@tsh0610) 2017年4月15日
<お弁当は夜に作る派>
- 料理初心者で時間がかかるが夜なら余裕が持てる
- ついでに”酒のつまみ”になる物を作る
- 夜ならキャラ弁など手の込んだ料理も作れる
- おかずは夜で、ご飯だけは朝に詰めるとラク!
- 夜のうちに作り、朝は電子レンジで温めて保温容器に入れる
というように、それぞれにメリットがあって夜のうちに作っているようです。また反対に朝派の意見としては、このようなものがありました。
<お弁当は朝に作る派>
- ご飯が硬くなったり、おかずがパサつくのが嫌
- 朝に作った方が品数も多くて美味しくできたから自分は朝派
- どうしても傷まないか心配になる
- 子供のお弁当の残りを自分の朝ご飯にする
作ったお弁当を冷蔵庫に入れておくと、食べ物の水分が奪われてご飯やおかずがパサパサになってしまうことがあります。夏場などは夜作ったお弁当をどこに置いておくかが問題で、「冷蔵庫で保存したら美味しくなかったから夏場だけは朝に作る」という人もいますよ。
「夜作る方法を試してみよう!」と決めたなら、次に気になるのは長時間でも傷まない方法ですよね。特に夏場は雑菌が繁殖しやすいので、作ってから朝までの保存の仕方にも注意が必要です。
夜作ったお弁当・夏場に気を付けたいこと
ただでさえ夏場は気温や湿度が高く、食品が傷みやすい季節です。夜に作ってから朝までは大丈夫かもしれませんが、昼までの気温がぐんぐん上がる時間帯を乗り切るためにはこんなことに注意しましょう。
- 夜作ったおかずは必ず冷蔵庫で保管
- 汁気のあるものはできるだけ避ける(煮物などに注意!)
- 持ち運ぶ際は保冷剤を入れた保冷バッグに入れると良い
- 食品を詰める際は手で直接触れないように
- マヨネーズやタルタルソースは傷みやすいので、味付けの際は注意
- ご飯は朝に詰めた方がパサつかない
ご飯は特に注意が必要です。温かいご飯と冷たいおかずを一緒に入れてしまうと腐りやすいので、ご飯を先に詰めてから冷まし、おかずも出来上がった後に冷ましてから詰める必要があります。
ただそうすると冷蔵庫の中で水分を奪われてパサパサになってしまうので、できればご飯は朝に詰めるようにしましょう。温め直せばパサつきは取れますので、食べる前に電子レンジで温め直せる場合は夜に詰めておいてもOKです。
食品が最も傷みやすい温度は30℃~40℃と言われています。夜に作った後、キッチンなど冷房をかけない室内に置いておくと冷めても30度くらいのまま長時間保たれてしまうため、冷蔵庫に入れておく方が良いでしょう。
雑菌を増やさない以上に、余計に入れないことが大切です。お弁当を作る際は衛生面に気を配り、おにぎりもラップを使って握り、熱を取ってから新しいラップで包むと水滴がつきにくいですよ。
保冷剤やおにぎりを包むフィルム、傷み防止におかずの上に載せるタイプのフィルムなど、100均には便利なグッズがいっぱいありますので、一度チェックしてみてくださいね。保冷剤がなくても、ペットボトルで凍らせたお茶と一緒に保冷バッグに入れても良いです。
また水や汁気が早く傷む原因となります。肉じゃがや煮物は汁気を切って具だけ入れること、弁当箱のフタは粗熱を取ってから閉めることは絶対ですよ。
夜作ったお弁当・冬場に気を付けたいこと
「温度も湿度も高い夏ならともかく、気温の低い冬は特に気をつけることもないでしょ」と思いがちですが、冬には冬の注意点があるんです。
- 冬もご飯は冷ましてから詰める
- 学校や職場など、昼までお弁当を置いておく場所の暖房に注意
- 保温タイプを使うなら、温かいご飯を朝に詰める
室温が低くなりますし、キッチンは夜間は暖房をかけないことも多いですから、夜から朝にかけては作ったお弁当を冷蔵庫に入れなくてもOKです。ここは夏場とは違う点ですね。
もしもワンルームなどで暖房の効いた室内にお弁当を置いておくしかないという状況なら、冬でも冷蔵庫に入れておいた方が良いです。
また最近では保温タイプのお弁当箱が増えてきています。予約で炊いたご飯を朝に詰めたり、夜に作っておいたスープを朝に温め直して持って行くのが良いでしょう。
例えば『ジャー式お弁当箱』ならば、「汁物・ご飯・おかず」の三段になっていて詰めやすく、細菌も繁殖しにくい上に、ご飯やおかずも汁物の熱気で60度以上を保ってくれます。
汁物は自家製スープだったり即席みそ汁だったりと色々工夫できますし、その分おかずも少なく済むので作る方もラクだったりするんですよ。
ただこのお弁当箱、かさばるわ重いわで、学生や屋外で現場で働くお父さんには不向きです。
実は筆者の旦那も購入したのですが、一度持っていったきり使っていません。スープジャーまで買ったのに…。重過ぎるし持ち運びに不便なのだそうです。残念!
最後は夜から朝、そして昼までと長時間に渡って美味しさを保つためのコツをまとめていきますね。
夜作るお弁当の注意点は?
どんな料理もできたてを食べれば美味しいですが、時間が経つと味気なくなってしまいますよね。「パサパサして美味しくない…」「もしかして傷んでる?変な味が…」ということにならないための、調理の際の注意点がこちらです。
<夜から昼まで!美味しいお弁当のコツ5つ>
- 味付けは濃い目にする
- 基本は「焼く・炒める・揚げる」が良い
- 防腐効果のある食材を活用する
- 自然解凍の冷凍食品を保冷剤代わりにする
- 市販の抗菌グッズを活用する
調理してから時間が経つほど風味が落ちますが、いつもより少し濃い味付けにしておけば美味しく食べられます。また味をしっかり付けることにより、雑菌の繁殖も抑えられて食中毒予防にもなるんですよ。
お弁当のおかずは、しっかり火を通すことが基本です。半熟卵や生たらこなど火を通していない食材は避けましょう。また和え物も、野菜を茹でてから水気をしっかり切っておく必要があります。
自然解凍の冷凍食品は保冷剤代わりにもなりますから、思い切って凍ったままイン!冬でも夜から昼までかかれば解凍されるはずです。
「梅干し・大葉・お酢・生姜・カレー粉・ワサビ・カラシ」といった防腐効果のある食材を使ったり、100均に売っている抗菌シートを載せたりと菌が繁殖しない工夫をしておけば、さらに安心ですね。
夜作るお弁当のおススメおかず
では最後は、筆者がおススメするお弁当向きなおかずをいくつかご紹介したいと思います。
①夕食のおかずをお弁当に!
いきなりこれがおススメ…?という感じなのですがw基本はこれです。(キリッ)
- 揚げ物⇒多めに作っておけば、取り分けるだけ!
- 酢豚⇒取り分けやすく、味付も濃い目、酢も入っているのでお弁当向き
- カレーやシチューの具⇒具だけ取り出し、チーズを載せて焼くなどアレンジする
- 煮物⇒お弁当を意識して多めに作り、夕食の分を取り分けたら調味料を足す
- パスタ⇒ナポリタンやペペロンチーノは少量をカップに取り分ければお弁当にも◎
揚げ物の油っぽさが気になる場合や味付けに困った場合は、お弁当用に”甘酢あん”を作って絡めておいても良いですよ。
パスタをお弁当用カップに入れる時は長くて入れにくいですので、少し切っておくと詰めやすいです。よくお弁当に入れるという方は、離乳食用にお皿の中で食材を切っても傷をつけにくいハサミがありますので、1つ用意しておくと便利ですよ。
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カレーやシチューはしっかり温め直さないと菌が繁殖しやすく、お弁当では少し傷みやすい食材です。ただし具だけを取り出し、マカロニなどを足してチーズを載せてオーブントースターで焼くなど、リメイク料理には使えます。
②作り置きでお弁当の隙間を埋める!
お弁当のおかずにも、あと1品欲しい時にも使える”副菜”を多めに作り置きしておくと便利です。煮物を作る時は多めに作り、お弁当用のカップに詰めた状態で冷凍しておけば時短にもなりますよ。
<冷凍に適したおかずの例>
- きんぴらごぼう
- ひじき煮/切干大根の煮物/かぼちゃの煮物
- 大学いも
- だし巻玉子
- トンカツ
Lunch box 【お弁当】簡単15分で6品。しかも1つの鍋!!!
まとめ
色々と書かせて頂いてきましたが、最後にこれまでのまとめを…
- お弁当を夜に作っておくことにより、何より忙しい朝の時間に余裕ができる
- 夏場は食品が傷みやすいので特に注意!手で直接触れず、衛生面にを気を配ろう
- 汁気があると傷みやすいので煮物は具だけを入れると良い
- 持ち運びの際は保冷バッグ・保冷剤を利用しよう
- 夏場でも冬場でも、ご飯はよく冷ましてから詰めよう
- 冬場はお弁当を置いておく場所の暖房に気をつけよう
- 添え物のおかずなどは、凍ったまま詰めると保冷にもなり便利
- 冷凍に適したおかずなどは、多めに作って小分け冷凍しておくと良い
<夜から昼まで!美味しいお弁当のコツ5つ>
- 味付けは濃い目にする
- 基本は「焼く・炒める・揚げる」が良い
- 防腐効果のある食材を活用する
- 自然解凍の冷凍食品を保冷剤代わりにする
- 市販の抗菌グッズを活用する
毎日のお弁当作りはとても大変ですよね!頑張っているお母様方、本当にお疲れ様です。
夏場は傷みやすくて気を配ることも多いですから、無理なく続けられるよう工夫していくことが大切だと思います。食中毒にならないよう、冷凍食品や100均のグッズなどはどんどん活用していきましょう。
冷凍食品は悪い物ではありません!時には冷凍食品の方が食中毒対策という愛情だったりしますから。
またお弁当以外の昼食が可能ならば、特に暑い猛暑日などは無理にお弁当を持たない方が良い時もあるでしょう。お弁当を置いておく環境については、お互いに確認し合うようにしておくと理想的ですよ。そのついでに「美味しかった」という言葉がもらえたら嬉しいですね。
今後も毎日のお弁当作り、一緒に頑張っていきましょう!!
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