ハムスターも寝言を言ったりいびきをかいたりするのはご存知でしょうか?
あんな小さな可愛らしいハムスターでも、寝言やいびきはあるんですよ~!!
実際、私が過去に飼っていたハムスターも寝言やいびきがありました。
寝ているはずなのに「ジーッジーッ」と喧嘩をしている時のような声を出したり…
「キューキュー」と「え!?どこか痛いの??」と思わせるような声を出したり…
そんな声を聞いた時は、ハムスターが寝ているとはいえ心配になってしまいますよね。
私の友人も最近ハムスターを飼い始めたのですが、私に「ハムスターが寝ているのに『ジーッジーッ』って言ってたんだけど、何なの!?どこか痛いのかな??」と相談してきました。
経験上、「寝言やいびきだと思うよ」と教えてあげたのですが、それらから考えられる病気などもあるんですよね。
そこで、今回は…
- ハムスターの寝言?いびき?寝ている時に鳴くけど大丈夫なの?
- 安心できない!ハムスターの寝言やいびきは病気のサインかも!?
- 全然寝ないけど大丈夫?ハムスターの驚くべき睡眠の実態とは?
- なぜそんな格好で寝てるの?ハムスターが仰向けで寝る理由とは?
- いざという時に慌てないために!ハムスターを診てくれる動物病院の見つけ方
などの内容をご紹介していきたいと思います。
ハムスターは寿命が平均して2~2年半くらいなので、病気になったりするともっと寿命が短くなってしまうことも…。
ですので、早めに異変に気付き、対処してあげることが大切です。
今回ご紹介する寝言やいびきに関しても、そこから考えられる病気を知っておくと安心ですよね。
では、さっそく見ていきましょう!
ハムスターの寝言?いびき?寝ている時に鳴くけど大丈夫なの?
ハムスターが寝ている間にいきなり「ジージー」言ったり「キューキュー」言ったりすると、心配になりますよね。
では、ハムスターが寝ている時にいきなり鳴きだすのは大丈夫なのでしょうか?
ハムスターが寝ている間に鳴くけど大丈夫?
食欲が普段通りで体調も良いのであれば、寝ている間に「ジージー」「キューキュー」と鳴くのは、寝言やいびきなので大丈夫です!!
私もたまにあるのですが…ハムスターも自分の寝言やいびきにびっくりして起きることがあります(笑)。
私が過去に飼っていたハムスターも、外で寝ていた時に自分の鳴き声にびっくりして飛び起き、周囲をキョロキョロしていました。
ハムスターの寝言やいびきは、大人のハムスターもありますし、赤ちゃんハムスターにもあることですのでご心配なく!!
ハムスターの寝言やいびきはこんな感じ!
こちらでは、ハムスターの寝言やいびきに関する動画をご紹介します。
「あ~そうそうこんな感じ!!」となれば、それは寝言やいびきなので安心して下さいね♪
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ハムスターの寝言やいびきには個体差がある!
どの種類のハムスターが寝言を言ったりいびきをかいたりする、ということはなく、これは完全に個体差によるものです。
寝言を言ったりいびきをかいたりする子もいますし、全くない子もいます。
ただ、寝言やいびきの回数や頻度により、病気を疑った方が良い場合もあるんです。
次項では、ハムスターの寝言やいびきと病気の関係性を見ていきましょう。
安心できない!ハムスターの寝言やいびきは病気のサインかも!?
前項では、ハムスターが寝ている間に寝言をいったりいびきをかいたりするのは大丈夫とお伝えしましたが、他に何か症状がある場合は病気の可能性もあります。
本項では、寝言やいびきから考えられる病気などをご紹介していきますね!!
病気の可能性がある寝言やいびきとは?
寝ている時に鳴くのは、寝言やいびきの可能性が高いと言えますが、それが長時間続いたり頻度も毎晩だったりする場合は、病気という可能性もあります。
起きている時も寝ている時も頻繁に鳴くようであれば、アレルギーや呼吸器系の病気、風邪によるくしゃみなどの症状ということも…。
ただ、ハムスターは喧嘩したり怒ったりしている時に「ジージー」と鳴いたりもします。
そういう時以外に鳴いているのかどうかを注意深く観察してみて下さい!
こんな症状が見られる場合は病院へ!
起きている時のハムスターの様子に異変を感じたら、早めに動物病院へ連れて行くことをおすすめします。
鼻水が出ている
ハムスターは風邪を引くと、鼻水を垂らす場合があります。明らかに鼻水が出ていたり、少しグズグズしている場合は一度病院で診てもらった方が良いでしょう。
耳がしわしわになっている
ハムスターが体調不良になった時、いつもはピンとしている耳がしわしわになることが多いです。
ただし、耳がしわしわでも食欲も元気もあるようならば、心配はいりません。
毛がはげている部分がある
ハムスターはアレルギーによって、毛がはげることもあります。何らかのアレルギーがある場合は、寝言やいびきなども起こり得るので、病院で診てもらった方が良いでしょう。
触ると痛がる
ハムスターは痛い時も「ジー」や「ギ―」という声を出します。ハムスターの体を触ってみてどこか痛がるようであれば、病院の受診が必要です。
便が柔らかい・下痢をしている
ハムスターの体調を見分けるときに一番参考になりやすいのが「便の状態」です。
ペレット以外の食べ物を与えていないのに下痢をしているのであれば、体調が悪い可能性が高いと言えるでしょう。
食欲がない
いつもより食べない、全く食べていない、何日も食べていないなど、食欲がない場合は心配ですね。
明らかに食べていないのがわかるようでしたら、病院に相談してみることをおすすめします。
体が臭う
昔、我が家で飼っていたハムスターの体調が悪くなった時に、とても体が臭くなり毛艶も悪くなったことがあります。
病院に連れて行こうか迷ったのですが、寿命も近かったので小さい体にこれ以上何かをするのはかわいそうだという結論にいたり、そのまま死んでしまいました。
体臭が出てきたときは、病気の可能性もありますので病院で診てもらった方が良いですね。
この他にも、明らかな体調や行動の変化が見られた時は、体調が良くない可能性もありますので、念のため動物病院を受診することをおすすめします。
ハムスターは風邪にかかることが多い動物ですし、人間のようにもともと持病がある子もいます。
ただ、それは獣医でない限り、素人がコレと判断することはできません。ですので、寝言やいびき以外にも異変が見られた場合は、すぐに動物病院を受診した方が安心です。
ところで、昼間に良く寝る夜行性のハムスターだからこそ、飼い主が寝言やいびきに気づきやすいのですが、中には昼間も起きている子がいるんですよね~。
昼も夜も起きていて、全然寝ないと心配になってきませんか!?
そこで次項では、ハムスターの睡眠に関する情報をお伝えしていきます!!
全然寝ないけど大丈夫?ハムスターの驚くべき睡眠の実態とは?
我が家のハムスターも昼間もよく姿を見かける子がいました。では、夜寝るのかと思いきや回し車をガラガラ回しているんですよね。
一体いつ寝ているんだろう?寝不足にならないのかな?と子供ながらに思っていました。
では、ハムスターの睡眠というのは一体どのようになっているのでしょうか?
ハムスターは夜行性
あなたもご存知の通り、ハムスターは夜行性です。つまり、夜は起きて行動し、昼間はゆっくりと休むんですね。
ハムスターの睡眠時間はどれくらい?
実はハムスターの睡眠時間は14時間以上なんです!!これには驚きですよね~。
起きている姿を見ると、全然寝ていないように感じますが…ハムスターは1回15分程度の睡眠を50回以上取っています。
それをトータルすると、1日14時間という睡眠時間となるんです。
ただし、1日の睡眠時間には個体差があるので、必ずしも14時間寝るというわけではありません。
ハムスターが昼間も起きている!全然寝ないけど大丈夫?
ハムスターが昼間も起きていて心配と思う方もいますよね。しかし、あなたも1日中張り付いてハムスターを見ているわけではないでしょう。
あなたが見ていないその時間にハムスターはしっかりと寝ているので安心して下さい♪
【ハムスターに快適な睡眠環境を作ってあげよう】
ハムスターの睡眠についてわかったところで、せっかくなら安心して眠れる環境を整えてあげたい!と思いますよね。
そこで、ハムスターの睡眠環境を整えるためにできることも合わせて知っておきましょう!
ケージのある場所は日中は明るく、夜は暗くする
ハムスターのケージを置いている部屋は、昼間は明るく夜は暗いという感じになっていますか?
ハムスターも昼夜を明暗で判断するので、1日中明るかい、もしくは1日中暗いという状態だと睡眠のリズムが狂ってしまう恐れがあります。
ですので、人間の生活と同様に、朝はカーテンを開けて明るくし、夜の就寝時はカーテンを閉め部屋の明かりを消してあげましょう。
寝ている間は起こさないで!!
ハムスターの姿がなかなか見れなくて、起こしてしまう人がいるのですが…これはNGです。
ハムスターを無理やり起こしてしまうと、ストレスになってしまうので絶対にやめましょう。
ハムスターと遊びたい時は、ハムスターが自ら起きてきたときにして下さいね!
たまに、ハムスターが巣箱の外で寝ていたり、珍しい格好で寝ていたりする時もあり、そういう時は起こしたい気持ちや覗き込みたい気持ちはあると思うのですが、くれぐれも起こさないように。
今お伝えしたように、ハムスターは時々「え!?これって寝てるの??」というような驚きの格好で寝ていることもありますよね?
ハムスターがなぜ仰向けや横向きで寝てしまうのか…それにはちゃんとした理由があったんです。
それを次項で見ていきましょう。
なぜそんな格好で寝てるの?ハムスターが仰向けで寝る理由とは?
ハムスターがかなり不思議な格好で寝ている姿を目撃したことはありませんか!?
私は結構目撃しました!!
巣箱から体半分出して寝ている、ケージの隅っこで仰向けになって寝ている、ケージの隅っこで丸まって寝ているなどなど…。
このような体勢で寝るのには、どのような理由があるのでしょうか?
ハムスターは普通どんな格好で寝る?
ハムスターは普通は丸まって寝ます。巣箱の中でも丸まって寝ている子が多いのですが、まれに巣箱の中では仰向けになっていたり、寝そべっていたりする子もいます。
ハムスターが仰向けや横向きで寝ているけど大丈夫!?
ハムスターがあまり見せない仰向きや横向きの姿勢で寝ていると、驚きますよね。しかし、多くの場合は、飼い主さんや環境に安心しきっているという証拠の表れです。
一般的に、ハムスターは急所であるお腹を見せることはあまりありません。そこを見せて眠るということは、安心しているんですね!
他にも、お腹を見せて寝る寝方で挙げられる原因は2つあります。
一つは、体を冷ますためです。ケージ内の温度や湿度が高いとハムスターも暑いと感じます。
そのため、体を冷やすためにケージの外で寝たり、さらには仰向けになって寝ることも…。
もう一つ考えられる理由は、お腹に何か病気を抱えている場合です。
食欲が無かったり、元気がない、便が柔らかい、下痢をしているなどの異変が見られるようであれば、動物病院へ連れて行った方が良いでしょう。
どこか痛がる時は、寝ている間でも起きている間でも「ジージー」「キューキュー」と鳴く場合があります。
鳴くということも一つの目安になるので、注意深く観察しておくと良いですね。
さて、先ほどから私は「何かある場合は動物病院へ」とお伝えしていますが、かかりつけの動物病院はありますか?
ハムスターのような小さな動物でも、何かしら異変があった時は動物病院へ連れて行く必要があります。
ケガをした、様子がおかしいという緊迫した状況で、悠長に動物病院を探している暇はありません。
そういう時のために、小動物でもしっかり診てもらえる動物病院を見つけておくことは大切です。
次項で、ハムスターも見てくれる動物病院の探し方をご紹介しておきますね!
ハムスターは暑い時期になると、巣箱の外で眠ることが多くなります。ケージの中には床材が敷かれていると思いますが、その素材も睡眠に影響してきます。
床材によってはあまりおすすめできないものもありますので、気になる方はこちらの記事を参考にしてみて下さい。
↓↓
ハムスターの床材はキッチンペーパーでも代用できる?その作り方は?
いざという時に慌てないために!ハムスターを診てくれる動物病院の見つけ方
動物病院と言えば、犬や猫を診てくれるところがほとんどですが、小動物を見てくれる動物病院はどうでしょう?
あなたの周りにはハムスターも診てくれる動物病院はありますか?
もし、探したことがない、探し方がわからないという方は、これからお伝えする内容を参考にしてみて下さいね!
近場で探す
通院などの場合を考えると、近所で診てくれる動物病院を探すのがおすすめです。
我が家には犬がいますが、車での長距離移動はストレスになったり負担になったりしています。それはどの動物にとっても同じことが言えるでしょう。
特に体の小さいハムスターにとっては、余計に負担になるのでなるべく短距離で行ける病院を探してあげられると安心です。
インターネットで絞り込む
インターネットではあらゆる条件で、かなり動物病院を絞り込むことができます。数多くの動物病院からハムスターを見てくれるところを探すのであれば、インターネットが早いですね。
探した結果、口コミがあるようならそちらも参考になるでしょう。
知り合いに聞く
友人や知人の中でハムスターを飼っている人がいる場合は、その方にオススメの動物病院がないかを聞いてみましょう。
私も犬を飼い始めてから、あちこちの動物病院を受診していますが、やはり良し悪しがあるんですよね。
実際に動物病院を利用した方の口コミというのは、とても有力な情報になります。
ペット保険を通して探す
犬猫だけでなく、ハムスターを含めた小動物も対象になることの多いペット保険は飼い主さんにとって心強い味方ですよね。
ペット保険に加入していれば診療代が安くなるだけでなく、ペット保険の公式サイトから動物病院を検索することができるんですよ!
加入している保険会社に対応していて、ハムスターを診療してくれる病院も同時に探せるのでとても便利ですよ!!
全てのペット保険がハムスターに対応しているとは限りませんが、アニコムやアイペット、日本アニマル倶楽部は、小動物でも入れる保険が揃っています。
ちなみに、アニコムとアイペットはハムスターに絞って動物病院の検索ができました。
診療代が高額になりがちな動物病院ですが、ペット保険に加入していれば、診療内容や保険の内容にはよりますが保険金額により保険会社側が30%負担、50%負担という感じで、全額支払わなくて良いのは安心ですよね。
どんな時に病院を活用するの?
動物病院と言っても、人間のように健康診断のためだけに利用することもできます。
普段から、飼っているハムスターの健康状態を知っておくことはとても重要ですよ!!
その他にも、いつもと様子が違う、ケガをした、腫瘍ができたなど、素人で大丈夫と判断できない場合は、すぐに病院を受診しましょう。
勝手な判断で放っておけば、最悪死につながる恐れもありますので少しの変化も見逃さないようにしてあげて下さいね!!
動物病院の中でハムスターを見てくれるところというのは、探すのが結構難しい場合があります。
ですので、いざという時とっさに探すことができない場合もあるんです。そういう場合に備えてかかりつけの病院を用意しておくというのはとても重要なことですよ!
小さなハムスターはたまに震えることがありますが、最初に目撃したときって心配になってしまうんですよね。
ハムスターが震えているから心配なんだけど…という場合は、こちらの記事を参考にしてみて下さい。
↓↓
ハムスターが震えるのは大丈夫?病気じゃないか心配です!
まとめ
最後に重要事項を確認しておきましょう。
- ハムスターも寝言を言ったり、いびきをかいたりするが、多くの場合心配いらない
- 起きている時も「ジージー」「キューキュー」鳴くようであれば、アレルギーや病気も考えられる
- 鼻水、耳がしわしわ、毛がはげている、触ると痛がる、便が柔らかい・下痢、食欲がない、体が臭うなどの症状はハムスターの不調のサイン
- ハムスターは夜行性で、1日に14時間以上の睡眠をとる
- ハムスターのケージを置く部屋は、昼は明るく夜は暗くし、昼間の寝ている時は無理やり起こさないようにする
- ハムスターがお腹を見せて寝たり横向きになって寝るのは、安心している、体温を調節している、お腹が痛いのどれかが理由
- かかりつけの動物病院は通院も考えて近場で探す
- ハムスターも診てくれる動物病院は、インターネット、友人知人の口コミ、ペット保険を通して探すことができる
ハムスターは基本的には鳴かない動物ですが、寝ている時に寝言を言ったりいびきをかいたりすることで「ジージー」「キューキュー」鳴くことはあります。
また、怒っている時や喧嘩をしている時、どこか痛い時にも鳴きます。
寝言やいびきに関しては、昼間にも鳴いたり頻繁に鳴くという以外は大丈夫でしょう。
鳴き声のみで病気かどうか判断するのは素人にはできませんので、食欲や排泄物、活動量などをしっかり観察し、変化がないか見守ってあげることが大切です。
どこかおかしいな、少し不安だなと感じたときは、迷わず動物病院を受診しましょう。結果的に何もなくても安心できますよね!
動物病院を受診する際は、日々の体調の変化や様子を記入したメモを持参し、あらかじめ予約をしておくとスムーズに受診することができますよ。
小さなハムスターは人間のようにどこが痛いここが痛いという風に、声を出して訴えることができません。
ですので、変化に気付いてあげられるのは飼い主であるあなたです。
寝言やいびきに関しても心配いらないことが多いですが、その頻度や他に異変がないかどうかをチェックすることを忘れないで下さいね!
ハムスターが生きられる2~3年程度の時間をハムスター自身が幸せに過ごせるかどうかは、あなたにかかっています!!