カラオケで「高い音」と「低い音」の間を行き来させる「しゃくり」のテクニックについて、聞いたことはありますか?
このテクニックを上手につかうと、自分の歌声に深みを出すことができ、飲み会、友人とのカラオケで周りの人達とは違った印象を与えることができます。
「しゃくり」を理解するためには「フォール」についても知っておいた方がよいですので、今回は「しゃくり」や「フォール」の意味、やり方のコツについて調べてみました。
最近では、カラオケの自動採点でも「しゃくり」や「フォール」は加点されるので、事前にこれらのテクニックをしっかり練習しておきたいですね。
カラオケのしゃくり、フォールってどんな意味?
まず「しゃくり」って一体なんのことなのでしょうか?
「しゃくり」とは、下から上へ「しゃくりあげながら」歌うテクニックのことです。
具体例を示した方が分かりやすいですよね。
「しゃくり」がきれいな歌手と言えば、絢香の「三日月」ではないでしょうか。
→サビのところにきれいな「しゃくり」が入っていますね。
「フォール」は、「しゃくり」とは逆に上から下へ、滑らかにずりおろすテクニック。
「フォール」が分かりやすい歌手と言えば、aiko
https://www.youtube.com/watch?v=WMPO5qgm39E
→歌の各所に、高いところから低いところへの変化が入っていますね。
あくまでも私のイメージです。本当に思い込みなので、aikoさんなどは体の動きと音程の動きが一緒のようで、見ていて面白いです。
しゃくりやり方のコツと上達法!
テレビ朝日の「黄金伝説」で、濱口優さんの飼っているニワトリが「しゃくれ」っていう名前だったのはご存じですか?
これがニワトリの「鳴き声」に由来するかは不明ですが、ニワトリの鳴き方って、低音から高音(上から下)に音が変化しているように思います。
「しゃくり」も同様で、本来の音より低い音を出してから、本来の音の高さまで引き上げていきます。
ただし、ゆっくり引き上げるのではありません。「急上昇」する感じで、音の高低に変化をつけていくのです。
こうすることで歌に深みが加わり、聞き手も心地よくなるのですね。
それでは、どのタイミングで「しゃくり」を入れたら良いのでしょう?
低い音から高い音に変わるとき、その音を滑らかにつなげたいと思ったら「しゃくり」の出番です。
直線的や音が途切れてしまわないように、生クリームをつまむような感じで柔らかく音と音をつなげるように歌います。曲のサビに向かう部分で入れると、なお効果的です。
音程をしっかりとるのも高得点への近道ですが、「しゃくり」を使ってもう一歩上のレベルを目指してみましょう!!
フォールの出し方のコツと上達法!
「フォール」は「しゃくり」とは逆であり、高い音から低い音へと自然に音を変化させるテクニックです。
「しゃくり」のテクニックは歌い始めで使うことが多いですが、「フォール」のテクニックは歌い終わりに使います。「フォール」は落ちるという意味ですから、なんとなくイメージがわきませんか?
そして、今回の落ちるは急降下ではなく、フンワリと曲線を描いて落ちる感じです。
フォールを使わないと、どのように聞こえるものでしょうか?
メロディーの最後を突然ブツっと切ってしまうと、乱暴な印象を与えますし、途中で声量が足りなくなったように感じられます。
ただし、音の下げ具合によっても「音をはずした」と取られかねない危険もあるので、やり過ぎには注意しましょう。
カラオケで高得点を出すにはこんなコツも・・・。
「高得点」にこだわるなら、「高得点」が出やすい曲の中から歌う曲を決めましょう。
アイドルの曲も難易度が低い曲が多いそうです。
リズムが簡単、音程の高低が激しくない曲。
そして、短い曲。
「しゃくり」「フォール」は初心者が得点を狙って入れると、逆効果で減点対象になってしまう事の方が多いので、「基礎得点」をしっかり稼げるように「原曲に忠実」に歌う事が「高得点」への近道でしょう。
「気持ちよく」歌いたい時に、「しゃくり」や「フォール」をいれて情感たっぷりに楽しんで下さい。
まず、初めにすることは「得意な曲」をつくること!!
しっかり歌いこんで、歌い慣れておきましょう。
大声で歌わなくても良いのです。
原曲を丁寧に覚えておけば、失敗(減点)は減らせますよ!!
「カラオケ大会」の前に「一人カラオケ」でこっそり練習しておくのをお忘れなく!!
ライター:なみたま