先日、主人からの頼まれごとでB5サイズの用紙を郵便で送って欲しいと言われました。
了解したものの、B5サイズの封筒に合う切手代がわかりませんでした!
普通郵便の値段では足りないということは分かるのですが、B5サイズの封筒にはいくらの切手が必要なのかなんて覚えていませんよね。
郵便料金は大きさや重さによって料金が10円単位で変わってきますが、料金設定をちゃんと覚えている方は少ないと思います。
そこで今回は、
- B5サイズの封筒にはいくらの切手を貼ったらいいの?
- 同じ大きさでも、紙の種類などによって郵便料金は変わる?
- 厚さが規格以上になっても郵便で送れる?
- 封筒の大きさを変えれば中身が同じでも安くなることがある
- クリアファイルなど入れたときの料金って?
細かく設定がある郵便料金について調べていくうちに、工夫次第で郵便料金が変わることがある、ということも分かりました!
さっそく、見ていきましょう!
B5サイズの封筒にはいくらの切手を貼る?重さや枚数の目安はコレ!
B5サイズの封筒は定形外郵便料金の切手代になります
B5サイズというのは、18.2cm×25.7cmなので大学ノートのサイズですね。
書類等を送る場合、封筒に入れて送ることがほとんどですが、B5サイズの封筒には角形3号と角形4号の2種類があります。
サイズ等は以下の通りです。
角形3号(21.6cm×27.7cm) | B5サイズがそのまま入る ※書籍や雑誌用に使われることが多い |
角形4号(19.7cm×26.7cm) | 3号より約1cm各辺のが小さい |
さて、B5サイズは普通郵便のサイズを上回りますので、定形外郵便で送ることになります。
封筒の大きさは定形外郵便で遅れる範囲(最大25cm×34cm 厚さ3cm以内に限る)になりますので、いくらの切手を貼ればよいのかは定形外郵便の価格にのっとり見ていきましょう!
定形外郵便は厚さと重さで料金が変わりますが、配達地域によっても値段は変わらず全国一律です。
50gまで | 100gまで | |
厚さ3cmまで | 120円 | 140円 |
厚さ3cm以上 | 200円 | 220円 |
いかがでしょう?
これで、B5の封筒を送る際の、料金の目安がついたかと思います!
重さはきちんと量ってから切手を貼りましょう
送りたいものがB5のコピー用紙1枚のみなら、50g以下になるので120円で送付できます。(ポスト投函可)
用紙の種類によっても異なりますが、B5のコピー用紙13枚くらいなら、120円の範囲内で送れます。
あくまで、目安ですので実際に送る際は、きちんと計量されることをオススメします!
というもの、50gを0.1gでも超えてしまうと120円では送れなくなってしまいます。
50.1gからは140円の料金になるので、0.1g単位での計量が必要となります。
重さが50g前後の場合、ポストに投函されるのであれば多めに切手を貼っておくと安心して送ることができると思います。
あるいは、郵便局で確認すれば、その場で重さを量って正確な料金を伝えてもらえます。
0.1gでも超えたら、料金が変わってくるのは当然ですが驚きですね。
家庭で0.1g単位で計れる計量計をお持ちの方は少ないと思います。
私も自宅にないので、料金が微妙なラインの場合は郵便局に持っていこうと思いました。
ところで、郵便局の料金は数年毎に変わっていきますよね。
先日、ハガキを送る値段が60円を超えていて、大変びっくりしました!
私が子どものころは封筒を送るのが60円ちょっとだった記憶が…。
というわけで、ちょっと寄り道して郵便物の料金の移り変わりをご紹介しますのでご覧ください。
2016年や2017年のB5サイズの切手の値段と、2018年以降では変わりはあるのでしょうか?
郵便料金の移り変わり
私が子どもだった昭和の終わりから平成始めの1993年までは普通郵便は60円くらいで送ることができました。
その後、平成6年の1994年に80円に値上がりします。このあたりで、消費税が5%になりました。
さらに、平成26年に消費税が8%になると82円になり現在にいたります。
では、定形外郵便はどうなんでしょう?普通郵便とともに値上げされているよね~と思いきや!!
2017年、2016年とさかのぼっても、現在の価格と変わっていませんでした。
それどころか、50g以下の定形外郵便は一部の期間を除き、昭和56年からなんと120円のまま!
びっくりですよね。
もう30年以上も、値段は据え置きなようです。
何もかも値上げラッシュ…なんて思っていましたが、定形外郵便に関してはお財布に優しい価格設定といえるかもしれません!
といっても、いつ料金改定が行われるかわからないので、最新の情報は日本郵便の公式サイトなどからチェックするのをオススメします。
それでは、さきほど郵便料金は紙の厚さや重さで変わってくるとお伝えしました。
具体的に、どんなふうに変わるの変わるのか次の項目から見ていきたいと思います!
紙と封筒の種類によっても重さは変わる!実際の事例を紹介
定形外郵便でB5サイズの紙を送る場合、どのくらいの枚数が入るのでしょうか?
詳しく見ていきましょう!
コピー用紙なら何枚まで定形外郵便で送れる?
B5サイズのコピー用紙の重さは約3g。(メーカーや種類によって違いあり)
そして、B5サイズを送れる封筒の重さは、紙の素材によってばらつきがありますが(7g~14g)、一般的な紙質の場合は11g程度です。
定形外郵便120円(重さ50g)までの料金で送れるコピー用紙の枚数
封筒の重さ11g+(コピー用紙1枚3g×13枚)=50gとなり、だいたい13枚まで120円の郵便料金で送れるという計算になりました。
もちろん、紙質等によって異なるのであくまで参考の枚数です。
でも、料金は重さで決まるので、A4サイズ(角形2号)の封筒(約14g)にB5用紙を12枚(36g)入れても、同じ120円の料金で送ることが出来きます。
ところで、我が家には小さい子どもがおりまして、よく画用紙に絵を描いています。
それを、遠くに住んでいるおじいちゃんたちに郵便で送ってくれといわれるんですね。
また、最近ではトレーシングペーパーにキャラクターを写すことにもハマッていて、それも送って欲しいと言っています。
分厚い画用紙と薄いトレーシングペーパーは、それぞれ何枚まで120円で送ることができるのでしょうか?
せっかくなので調べてみました!
画用紙とトレーシングペーパーの場合
B5サイズの画用紙の重さは、約4.4g、トレーシングペーパーの重さは、約2.3gとして計算します。(トレーシングペーパーにも種類がありますが、今回は絵を写すのに最適な薄さのもので計算)
B5サイズの封筒(11g)を含めた重さ | 120円で送れる枚数の目安 | |
画用紙 | 11g+(4.4g×8枚)=46.2g | 8枚 |
トレーシングペーパー | 11g+(2.3g×16枚)=47.8g | 16枚 |
その差は倍程度となりました!かなり枚数に開きがありますね。
やはり、紙質によって送れる枚数には大きな差がでることがわかりました。
もちろん、B5用紙や封筒の紙質によって重さには大きなばらつきがあるので、今回でた枚数は参考程度にとどめるようお願いいたします。
それでは、もし、郵便物の重量がオーバーしてしまったらどうなるのでしょうか?
郵便料金が不足している場合
もし郵便物の重さがオーバーしていたため切手代が不足していると、郵便物を出した人の元へ返送される場合もありますが、そのまま配達されて受取人に不足分の支払いを求められる場合もあります。
差出人の住所氏名がきちんと記載されていた場合は基本的に差出人の元へ返送されますが、これはあくまでも差出人の住所の配達区域内でわかった場合に限られます。
例えば、差出人の住所が東京都新宿区で、たまたま出張先の大阪府堺市のポストに投函した郵便物の切手代が不足していた場合は、差出人に返送されず受取人の元へ配達されて不足分の料金支払いを求められるのです。
受取人に対して失礼にあたるため、特にビジネス関連の書類を郵送する際には注意しなければいけませんね。
ちなみに、定形外郵便は着払いはできません。
重さが50gを超えるか微妙なラインの場合は、ちゃんと郵便局に持ち込んで調べてもらったほうが確実と言えます。
ところで、定形外郵便の厚さの制限は3cmでしたが、それ以上の厚さになった場合はどうしたらいいのでしょうか?
郵便扱いで送ってもらえるのでしょうか?
厚さによって料金は変わる!3cmを超えると料金がアップします
定形外郵便の厚さの制限は3cmでしたが、調べてみると3cmより厚い郵便物になってしまっても郵便扱いで送ることができました。
調べてみると、定形外郵便には規格内と規格外の2つの種類があったんです!
定形外郵便の規格内・規格外って?
例えば、ポスターなど折り曲げられられない郵便物は円筒のような形状で送ることになると思います。
そんなときには定形外郵便の規格外を使えば送ることができます。
また、B5やA4などのサイズで3cmを超えたものについても、規格外で送ることができます。
規格外のサイズは、
- 縦・横・厚さの合計が90cm
- 縦の長さが60cmまで
規格内・規格外の料金については以下の通りです。
定形外郵便 | 規格内 | 規格外 |
50g以下 | 120円 | 200円 |
100g以下 | 140円 | 220円 |
150g以下 | 205円 | 290円 |
250g以下 | 250円 | 340円 |
500g以下 | 380円 | 500円 |
1kg以下 | 570円 | 700円 |
2㎏以下 | ×(取り扱いできない) | 1,020円 |
4㎏以下 | × | 1,330円 |
4㎏以上 | × | × |
いかがでしょうか?大きく料金が変わってきますね。
ちょっと例をあげて料金の差をみてみましょう!
条件の違う雑誌を1冊送る場合と2冊送る場合の料金
B5サイズ・1冊350g程度、厚さ1.7cm程度の雑誌と、A4サイズ・1冊450g、厚さ1cm程度の雑誌を定形外郵便で送る場合を見ていきましょう。
B5・1冊350g、厚さ1.7cm程の雑誌 | A4・1冊450g、厚さ1cm程の雑誌 | |
1冊送る料金 | 規格内・380円 | 規格内・380円 |
2冊送る料金 | 規格外・700円 | 規格内・570円 |
1冊送る場合は、B5とA4サイズはどちらも同じ料金で発送できますが、2冊送る場合になるとB5サイズは厚さが3cmを超えるため、A4サイズの雑誌を2冊送るより料金が高くなってしまいました。
定形外郵便ではA4サイズもB5サイズでも、重さと厚さが同じなら料金は変わりません。
厚みの目安としては、コピー用紙100枚で約1cmとなります。(メーカーによって差がある)。
定形外郵便の料金は、重さや厚みのどちらか1つでも規格内を超えてしまうと、規格外設定になってしまいますので注意が必要です。
私はたまに定形外郵便を利用するのですが、局員さんは重さだけでなく、きちんとスケールを使って厚さを計って料金を算出しています。
厚さについては、そのままの状態でなく、軽く押さえた状態で3cm以内になればOKなようです。
もし、紙を折りたたんで入れる場合は封の仕方や折り方を工夫されるとよいと思います!
でも、封の仕方や折り方の工夫にも限界はありますよね…。
もし、どんなに丁寧に折っても3cmを超えそうな場合は、規格外の料金で送るしか方法はないのでしょうか?
いえいえ!そんなことはありません。
封筒の大きさを変えれば、送るものによっては料金を安くすることができます。
次の項目では、封筒の大きさと料金についてみていきたいと思います!
封筒の大きさを変えると料金は安くなる?封筒サイズと料金の関係
封筒は長形や角形などという名前で分類されているのをご存知でしょうか?
紙のサイズはB5やA4などであらわしますが、封筒はちょっと違います。
封筒の大きさと料金設定
封筒は大きく分けると長形・洋形・角形に分類されます。
長形5号など数字で大きさを表し、数字が小さくなるほど大きな封筒ということになります。
例えば、洋形7号と洋形3号だったら、洋形3号のほうがサイズの大きな封筒ということになります。
形のイメージとしては、長形は縦に長く、洋形は結婚式の招待状や洋風のレターセットにあるような横に長い形、角形は長形より横幅があり書類を入れるのにぴったりな形、になります。
言葉だけでは分かりにくいと思いますので、こちらをご覧ください。
<長形の封筒>
<洋形>
<角形>
郵便で送る方法には、ハガキや一般的な手紙を送れる定型郵便、そして先ほどからお伝えしている定形外郵便の規格内・規格外の3種類があります。
ちなみに定形郵便(サイズは23.5×12×1cm以内)の料金は、25g以内は82円、50g以下の場合は92円となっています。
B5サイズの用紙をそれぞれの方法で送るためには、どの封筒を使えばよいのでしょうか?
定形郵便
B5サイズの用紙を折れば入れることができます。
- 長形3号(120×235mm)
- 長形40号(90×225mm)
- 長形4号(90×205mm)
- 洋形1号(197×136mm)
- 洋形2号(162×120mm)
- 洋形3号(148×98mm)
- 洋形4号(235×105mm)
- 洋形5号(217×95mm)B5横3つ折に最適
- 洋形6号(190×98mm)B5横3つ折に最適
- 洋形7号(165×92mm)
- 角形8号(119×197mm)
定形外郵便(規格内)
B5サイズを折らずに送りたい場合は、角形の封筒を使用してください。
-
- 長形1号(142×332mm)折らなければ入らない
- 長形2号(119×277mm)折らなければ入らない
- 洋形0号(197×136mm)折らなければ入らない
- 角形2号(240×332mm)
- 角形3号(216×277mm)B5サイズの雑誌に最適
- 角形4号(197×267mm)B5サイズの紙に最適
- 角形5号(190×240mm)
- 角形6号(162×229mm)
- 角形7号(142×205mm)
定形外郵便(規格内)
かなり厚みがあるB5サイズの場合は定形外郵便の規格外用の角形封筒を使用しましょう。
- 角形0号(287×382mm)
- 角形1号(270×382mm)
封筒の種類が違うと切手代が異なる具体例を挙げて比較してみたいと思います!
B5用紙5枚(15g)を違う大きさの封筒で送った場合
折らずに入る角形3号の封筒を使うと…
封筒(11g)+B5用紙5枚(15g)=26gとなり郵便料金は120円。
3つ折りまたは4つ折りで入る長形4号の封筒を使うと…
封筒(3g)+B5用紙5枚(15g)=18gとなり郵便料金は82円になります。
値段が変わってくるのがお分かり頂けたと思います!
B5サイズの書類を折らずにそのまま送るのか折って入れるのか、どういった封筒を使うかで、郵便料金は大きく変わってくるんですね。
でも、書類の中には折って入れるのは難しいものもあります。
例えば履歴書などです。そういった場合は、折曲がらないように工夫をして郵送することがありますが、料金はどう変化するのでしょうか?
せっかくですので、こちらも合わせてみていきましょう!
封筒の中にクリアファイルを入れたい!シーンごとの料金を計算
履歴書など、折り曲げずに送付したい書類はクリアファイルに入れて送ることがあります。
そういったときの料金はどうなるのでしょう?
履歴書を送る場合の重さの目安
履歴書を送る場合、履歴書だけ送付すればいいものではありません!
履歴書以外にも添付するものがあります。
履歴書を送る場合に必要な書類と重さ
- 封筒(角形2号)1枚 15g
- クリアファイル1枚 25g
- 添え状1枚 4g
- 履歴書1枚 4g
- 職務経歴書1枚 4g
合計すると52gとなり郵便料金は140円になります。
ちなみに、クリアファイルに入れず、3つ折・長形3号の封筒に入れて出すと郵便料金は92円となります。
それでは、こういった場合はどうでしょうか?
商品等の案内チラシと返信用ハガキを入れた場合
- 封筒(角形2号)1枚 15g
- ハガキ 1枚 3g
- チラシ5枚 20g
合計38gになるので郵便料金は120円になります。
もし、チラシを3つ折りサイズの長形3号の封筒にしてハガキを入れると92円、2つ折りサイズの角形6号の封筒にすると120円になります。
いずれも、封筒のサイズを変えることで料金が変わってきますね。
大切な書類の場合は、折り曲げて送付するのは失礼に当たる場合もあります。
封筒の種類は場面に応じて使い分けたいところです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事をまとめますと、
- B5サイズの書類1枚なら定形外郵便なら120円で送ることができることがほとんど。
- 紙の種類や封筒の種類によって、料金が変わってくる。
- 封筒の大きさを工夫すれば料金を安くすることができる。
- 厚さ3cmを超えたら、定形外郵便の規格外で送ることができる。
- 履歴書など書類の種類によってはクリアファイル等添付するものがある。
用紙や封筒は、種類やメーカーによって重さが違ってきます。
郵便料金を算出するときは、0.1gのメモリがついた計量器を持っていれば、ポストに投函して送っても料金不足で戻ってきたり、相手に不足分を払ってもらう心配がなくなるので安心ですね!
私のように、自宅に0.1g単位で計れる器具がない場合は、郵便局に持ち込むか、重さがオーバーしてるか微妙な場合は多めに切手を貼って出していた方がよいかと思います。
今回、様々な用紙の場合で具体的な枚数を出しましたが、実際に送る場合は正確に重さをはかるようお願いいたします。
少ない枚数を出すときは、大きめの封筒で出しても料金は変わりません!
また、書類をそのまま入れるのか、折って入れるのかでも料金が変わってきます。
適切な封筒選びで、料金が安くなるので、送るものによって工夫が必要ですね。
その封筒についても、全国の郵便局で封筒を購入できるというのはご存知でしたか?
大きなサイズから小さいサイズまで、用途に合ったサイズが販売されています。
折らずに送りたい時や書類を三つ折りにして送りたい時、ハガキを送りたいなど、コンビニで買わなくても送りたいものだけを郵便局に持って行って、相談してみてもいいかもしれません!
もちろんボールペンも糊も貸してもらえるので、その場で宛名を書いて封をすることができます。
長くなってしまいましたが、B5の書類を送るのにも重さや厚さ、そしてそのまま入れるのか折っていれるのか…さまざまな条件で料金が変わってくることがわかりました!
私が今回主人から頼まれた書類はB5ですが、折り曲げてはいけないのでクリアファイルと添え状も必要とのことでした。
一口にB5の書類を送るといっても用途によっては添付する書類もありますね。
それでは、さっそく今回調べた内容を基にして切手代がいくらになるかを計算してみようかと思います。