生活の知恵袋 AURORA

「役立つ話」「面白い話」「気になる話」を分かりやすく!

おせちの意味 ~ごぼう、くわい、人参、豆腐まで~ 与の重、五の重編

      2017/10/15



前回の記事では、三の重についてお話しました。今回が最終話。
まず、四番目のお重が、
「与の重」と呼ばれる意味についてお話ししましょう。

Sponsored Links

おせちの意味 与の重編

日本では、「四」の字が「死」と同じ読み方になることから、よくないことを
連想させてしまうので、めでたいことに使う数としては極力避けられてきました。

ですから、おせちのお重でも、「与の重」と文字を置き換えるようになったのです。
現代でも、マンションの部屋番号に「4」がなかったりすることもありますから、

この「四=死」を避けるという発想は、
日本人にとっては大切な習慣なのですね。 


与の重には「煮物」が入れられます。煮物は主に山の幸が選ばれます。
また、酢の物もこの与の重に入れられます。酢の物は焼き物と一緒に入れる
という説もありますが、地方や家庭によって違うようですね。

おせちの詰め方 与の重編

3
椎茸(しいたけ)の煮物は、「陣笠椎茸(じんがさしいたけ)」
と呼ばれることもあります。
陣笠という言葉からすると、武家社会の名残があるようですね。

勝負事に勝つという意味や、元気に働くことができるという意味が込められています。
椎茸は、生椎茸を使うこともありますし、乾物の椎茸をもどして使っても
おいしいですね。昆布やこんにゃくと一緒に、煮染めにすることもあります。

4
くわいの煮物をおせちに入れるかどうかは、地方によってだいぶ差があるようです。
くわいには大きな芽が出ることから、出世するようにという意味がこめられています。
煮物にするときにも、縁起のいい芽部分はとらずに煮しめにして、そのまま食べます。

5
蓮根(れんこん)は、煮物にしたり、酢の物にしたりします。
蓮は仏教でも多く登場する植物で、もともと縁起のよいものとされています。

それに加え、蓮根には穴が多く、その穴が長くつながっていることから、
「先の見通しがよいように」という願いが込められています。
商売繁盛や、家族の繁栄を願った食べ物です。

6
【出典:http://www.ac-illust.com/】

その他、ごぼうや人参、さといも、高野豆腐、こんにゃくなどを
まとめて煮たものが詰められることもあります。

いろいろな食材をまとめて煮込むことで、
「まとまる」「家族が仲良く共に生きる」

という意味もあると言われていますが、これにも諸説あります。

煮物のお料理は彩りが寂しくなることが多いので、
野菜は飾り切りなどするとお祝い料理らしくなりますね。
紅白なますなども、おめでたい彩りでよいでしょう。
Sponsored Links

おせちの意味 五の重編

さて、最後に五の重です。
五の重は空になっていることが多いと、

おせちの意味 ~詰め方、中身の種類、由来~ 一の重編 で書きました。

最近では五の重まで詰め合わせるおせち料理は少なくなってきましたが、
昔は、空の状態にした控えのお重を用意したのです。 

これは単に空にしているわけではなく、空であることに意味があります。
日本では古来より、何かを作るときにどこか一部未完のところを残したり、
中身が満杯になることを避けたりする考え方がありました。


それは、物事が全て仕上がってしまって(または一杯になってしまって)
そこで終わりになるのではなく、

まだ先に発展したり良いことが残っているという余地を残すために、
意図的に未完にしたり、一杯にすることを避けたりしたからなのです。

この考え方がおせち料理にも用いられ、空の五の重を置くことになったのですね。
⇒おうちで簡単おせち料理 盛り付け手順の紹介

おわりに

さて、おせち料理の由来や、それぞれの中身について書いてきましたが、
いかがだったでしょうか。

最近では家族の数も少なくなってきていますし、おせち料理の中身も
どんどん変化してきています。

決まり事も大切ですが、せっかくのお正月料理ですから、
みんなで楽しく食べられるものがいいですよね。

最後に、きれいにおさまるおせち料理の詰め方をご紹介しました。
それぞれのご家庭で、お好みの食材をつめてお正月を楽しみましょう!

ライター:のあ

Sponsored Links


本記事は少しでもお役に立てたでしょうか? 明日はもっと改善できるように頑張ります。
   ↓ ↓ ↓

 - 季節イベント



Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

ひな祭りの歌、うれしいひなまつりの歌詞って実は‥

まだまだ寒い日が続くこの季節、 お日様がポカポカと温かい、桜の季節が待ち遠しいで …

厄八幡こと若八幡!一度は行きたい福岡市の厄払い神社

あなたは、福岡県博多区にある「厄八幡」という神社をご存知でしょうか? 正式名称は …

合格祈願・厄払い!大阪天満宮のご利益は?予約はいるの?

合格祈願シーズンですね!受験生の皆さんはどこに参拝するかはもう決めましたか? ま …

【男性の厄年】年齢は42歳?前厄、後厄って?厄払いは?

厄年には、なにごとも気を付けて過ごした方がいいと言われています。 最近では厄年を …

【鏡餅の意味、由来】飾り方、飾る場所は?いつまで飾る?

お正月になると家々に飾られる鏡餅ですが、 どうしてこういう大きな丸餅を重ねて飾る …

高遠の桜 2017の見頃!あなたにベストな日程は?

春の行楽と言えば、やっぱり桜ですよね。日本ではあらゆる所で桜を楽しむことができ、 …

高尾山に登山!服装は?夏~冬はこんな服装です!

友人に誘われて「高尾山」に登山へ行くことになりました。   高尾山と言 …

上野公園の桜の開花予想!2017年の最盛期はこの辺り!

東京でお花見といえば、「上野公園」が一番最初に思い浮かぶ方も多いと思います。 昨 …

いなべ梅林公園2017の見頃は?今年の最盛期はいつ?

寒い季節になると春の訪れが待ち遠しくなってきますよね。 三重県いなべ市の農業公園 …

三春滝桜2017の見頃と開花状況!ライトアップやアクセスは?

三春滝桜は、樹齢1000年を超え、樹高13.5mの大変めずらしい桜の木。大正11 …