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おせちの意味 ~詰め方、中身の種類、由来~ 一の重編

      2015/03/29



日本の伝統的なお正月料理といえば、
 
やはりおせち料理ですね。
 
最近では、洋風や中華風のおせち料理詰め合わせも販売されていて、
ローストビーフやオマール海老が入った豪華なものまで目にすることがあります。
 
また、おせち料理を詰めている容器も、お重ではなく丸型の深皿だったり、
いろいろと工夫がされていますね。
 

どれもおいしそうで目移りしてしまいます!

 

さて、現代ではこのように変化がみられるおせち料理ですが、

もともとはどんな食べ物だったのでしょう?

 

まずは、おせち料理の由来 を知っておきましょう。

 

21 【出典: http://www.photo-ac.com/】

22
【出典:http://www.kyounoryouri.jp/】

 

●おせち料理の由来

おせち料理は、漢字で書くと「御節料理」となります。

季節ごとのお祝いをするお節句に食べていた料理 なので

「御節料理」なのですね。

 

もちろん他にも3月3日の雛祭り5月5日の端午の節供などのお節句にも、

お祝い料理は食べられていたのですが、

 

それらのお節句の中でも 一番大切なお正月の日に食べていたもの が、

特に「御節料理」と呼ばれるようになりました。

 

おせち料理は、もちろん家族でいただくためのものでもありますが、

もともとは 神様へのお供え物 だったと言われています。

 

日持ちがする食材が選ばれているのも、

正月三が日の間は炊事をしない

(歳神様がおられる時なので火を使わないようにする)

という習慣があったため、

あらかじめ作りおけるものになったのでしょう。

 

 ●おせち料理の詰め方に意味はあるの?

おせち料理の容器には、重箱が使われていますね。

いくつも重ねて使えるこの重箱を、特に「組重」と呼ぶこともあります。

 

重箱を使うのには「良いことが重なるように」という意味が込められています。

 

また、重箱の数や順番 にもそれぞれに縁起をかついだ決まりがあるのです。

昔は四段重ねだったとも、五段重ねだったとも言われるお重の中身を少し見ておきましょう。

 
  • 一の重は、「祝い肴」と呼ばれるものを詰めます。
  • 二の重には、「口取り」
  • 三の重には、「焼き物」
  • 四番目の重は、与の重と呼び、「煮物」を入れます。
  • 五の重は、なんと、何もいれずに置くことが多いんだそうですよ。
 

詳しい内容については、続いて説明していきますね。

 

●おせちの意味 一の重

まず、一の重の「祝い肴(いわいざかな)」とはなんでしょうか。

 

「肴(さかな)」の文字の通り、

お屠蘇(おとそ)と一緒にいただくことを考えたお料理です。

 

単なるおつまみという意味よりも、神様へのお供え物 という意味合いが強く、

地方によってはこの一の重の中身を、お屠蘇と一緒に床の間などへお供えしたりもします。

 

中身は 関東方面と関西方面で少し違っていて、

 

関東では「黒豆」「数の子」「ごまめ」

関西では「黒豆(またはごまめ)」「数の子」「たたきごぼう」

の三種を入れることが多いようですね。

 

●おせちの詰め方 一の重編

祝い肴(いわいざかな)三種それぞれにも、意味があります。

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まず、「ごまめ」「田作り」とも呼ばれます。

 

片口イワシを乾燥させたものを「ごまめ」というのですが、

これを佃煮にしたものがお正月料理になります。

「五万米(ごまめ)」と書いて、豊作の祈りを込めています。

別名「田作り」と呼ばれるのは、片口イワシを田の肥料にしたことから

来ていますので、この名前もまた、豊作を願ったもの といえますね。

 

 

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次に、「数の子」はみなさんご存知の通り、卵が多いその姿から、

子供を多くという、子孫繁栄の意味 があります。

 

 

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「黒豆」は、まめまめしく過ごせるようにという意味があります。

→「まめ」には 勤勉という意味や、健康という意味がある。

【出典:http://www.ac-illust.com/】

 

 

それから、関西方面で使われる「たたきごぼう」は、

地中にしっかりと根を張るごぼうのように、

安泰に平穏に 過ごせるようにという願いからきたものです。

 

たたき開くことで 運が開ける という意味もあるようですね。

 

最近では、お重全体を省略して三段にすることも多くなりましたので、

一の重と二の重を一緒にすることも増えました。

(二の重は「口取り」といって甘いものが詰められることが多い)

 

おせちの意味 ~ハム、ローストビーフまで~ 二の重、三の重編 に続く

 

ライター:のあ

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